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2018年09月11日11:31

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18950501 NO2532 大同江沿岸に新開港場設置の件

18950501 NO2532 大同江沿岸に新開港場設置の件
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駐韓日本公使館記録 5巻 九. 鉄道•電線•開港 貸金公債 下 (1) [大同江沿岸に 新開港場 設置件]
文書題目 (1) [大同江沿岸に 新開港場 設置件]
文書番号 機密第四四号
発信日 明治二十八年五月一日 ( 1895年 05月 01日 )
発信者 特命全権公使 伯爵 井上馨
受信者 一等領事 珍田捨己

(1) [大同江沿岸に 新開港場 設置件]
機密第四四号
平安・黄海両道の境界を貫流する大同江は、開戦以来日韓両国の貿易上非常に重要な場所となるだろうとの予想があり、またこの十余年来大いに貿易者の注目する所となっており、ちょうど昨年はその沿岸で多数の本邦人を見るようになっていたので、私はその沿岸の良地を選んで一つの新開港場を設定したいとの考えでこれまでこれに要する地所等を取り調べていたところ、鎮南浦及び機津浦の両地は先ず適当であろうとの見込みがほぼ立ちました。
もっともこの二地ともそれぞれ多少の欠点があって、鎮南浦などは、気候は大いによく船舶碇繋場の都合も問題ない状況ですが、ただ良好な飮料水がないことと、地区が広くないことの二つの欠点があるので、もしこの地を採用する場合はこの二点について多少工夫する必要がある。
また機津浦は地区がやや広く気候もまた不良ではないが、何分にも潮流が激しくて、そのため充分な碇繋場を得難いので、あるいはかえって鎮南浦に劣るだろうとの説もあります。
以上の二ヶ所とも陸地の関係はすでに大抵調査ができておりますが、なお水路、船舶の航行、並びに碇泊等に関する便否もじっくりと承知致したいと存じます。ついては昨年来郵船・商船両会社の汽船も数度同江を往復したこともありますので、貴地に於ける両社員の内には調査している者もおられるであろうと存じますので、以上の事項など格別内々に貴官において御尋ねの上早便御報告頂きたくこの件申し上げます。
明治二十八年五月一日
特命全権公使 伯爵 井上馨
一等領事 珍田捨己 殿

*鎮南浦 チンナムポ「南浦特別市は、朝鮮民主主義人民共和国の西部にある都市。平壌の外港として重要な貿易港、工業都市である。市名は鎮南浦に由来する」https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E6%B5%A6%E7%89%B9%E5%88%A5%E5%B8%82
*機津浦 不明

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