フラットな夏。

フラットな夏。

いつかどこかで見たような。

そんな夏。

どこかで会ったような。

そんな夏。

半袖のシャツも

まだ、腕を通せずにいるよ。

でも

あの夏は見つからない。

あの時の夏は２℃とない。

全てを諦めて

全てを流れのままに

受け入れた夏。

似たようなカタチを探すけれど

似て非なるものでしかない。

時間がたち過ぎたんだ・・。

あの夏はもう居ない。

あの雲の彼方には・・・・

また雲と空が続くだけのコト。

そうして日々は通り抜けるだけのコト。

暦の数字が増えるだけのコト。

陽射しが陰る頃には、

また一人になるだろうね。

そして懐かしむのだろう。

そして安堵するだろう。

ヒトリが嫌いで

ヒトリが好きなのだもの。