Sid Vicious - My Way (Original and Complete Version)

FMで放送されたのがきっかけなんですけれども、
ずっと、セックスピストルズの時からの、
シド・ビシャスを聴きながら、
改めて、本当に、数ある破滅的なアーティストの中でも、
別格に、めっちゃくちゃな人生❣❣
を目の当たりにしてきてしまいました。

ある意味、悲劇的なまでに常軌を逸した大クラッシュの人生。
あっという間に、耀いて、血まみれになりながら、尚輝いて、
消える時も、現れた時と同じくらい突然に終わってしまって。


彼らをどこまでも、ファッションとして、プロデュースしてきた、
マルコム・マクラーレンとヴィヴィアン・ウエストウッド。

特に、シドの恋人のナンシーが、シドのナイフで殺されると言う大事件があった時、
シドは、ドラッグで何が起きたかもよく理解できないまま、逮捕。自殺未遂。
結局、真犯人は、確定できないままでした。
それにしても、
ヴィヴィアン・ウエストウッド❣❣
この人物はいったい何様なんだろうと思ってしまいます。

以下、
Sid Vicious 『My Way』　パンクロッカーを演じ切った人生から、抜粋。

この時、ヴィヴィアン・ウェストウッドはシドの新しいTシャツを作って、
飛ぶように売れました。
そのTシャツには、花の中で微笑むシドがプリントしてあり、
「She's dead.　I'm alive.　I'm yours.」と書かれていました。

ヴィヴィアンはシドのことを自分の成功のための道具として使い続け、シドが転落していったのは自分にも責任があるとは思いませんでした。

以上抜粋終わり。

ヴィヴィアン・ウェストウッド、
こちらは、今でも活躍中のハズで、日本にも多くのブランド愛好者が、今尚存在している。
けれど、
悪の化身のようにも、思えてならない。
セックスピストルズのファッションを全て手掛けて、パンクファッションで、
不動の地位を獲得、「パンクの女王」の称号を得て資産家になり、
政治活動まで、かなり、アグレッシブに送っているかなりに、イカレタご婦人ですね。

私は、特にパンクのファンと言う訳ではありませんが、
シド・ヴィシャスの「マイ・ウェイ」。
このMVを初めて見た時の衝撃は、今でも鮮やかに覚えています。

渋谷の、道玄坂を上り切った、東急本店のハス向かいの雑居ビルの3階辺りに、
ぽつんと、「インクスポット」と言う看板を出しているだけの、
小さなバーがあります。
私は、大学生の頃から、夜中になると、何故か一人で、この店に行っては、
実に様々な酒を飲んでいました。
ジンのオールブランド。
ウォッカのオールブランド。
ラムのオールブランド。
実に色々なカクテル。（お気に入りは、勿論ドライマティーニのオリーブ二つ）

マスターとは、勿論顔馴染で、ウィンク一つで、カクテルの強さ迄、決められるほど、
通い詰めていた時期がありました。
これは、実行しませんでしたけれど、女の子を一緒に連れてきた時の為の悪いサイン、
の企み事の事です。
くれぐれも、実際に、そんなサインを使って、
良からぬ行いをした事は、誓ってありませんですよ。

そこには、「りか」と言う名前のちょっと、いい感じで、生意気な、
若い女性バーテンダーもいて、古いピンボールマシンが一台置いてあったので、
私は、行くと、しょっちゅうピンボールをして遊んでもいました。

その、バーに置いてある、割と大型のヴィデオモニターの画面で、
初めて、シドが歌う「マイ・ウェイ」にご対面。
マスターの星さんは、（マスターの本当の苗字です）
どう？おもしろいでしょ、これ。
とか言っていましたが、面白いどころじゃあ無かったですね。

何しろ、歌っているのは、
あの「フランク・シナトラ」の、あの「マイ・ウェイ」だったんですから。

歌詞は、はっきり言って別物です。
相変わらず、サイテーで、最高で、鬼気迫るものまで感じてしまいました。
当時よりも今の方がよりそんな風に感じているかもです。

多分、これが、シド・ヴィシャスと言う、パンクロックの代名詞にもなっている男の、
最後の、熱唱です。

だいたいの皆様方におかれましては、今更感が強い方も多いと思いますが、
シドは、この曲の歌い出しで、
’And now, the end is near
と、
歌い始める通りに、あっけなく死んでしまいましたから。「在りし日の伝説」、
その最後の姿を見聴きしてみておいても、悪くは無いと思いますよ。
そう言う訳で、
Sid Vicious - My Way (Original and Complete Version)
良かったら聴いてみて。