これ迄日記を読んでくれてた人は私って気は強いほうだと思うでしょ?
確かに今は人前で話したり、カラオケを独占したりしてますけど(笑)。
実は小さいころはとても気が弱い女の子だったんです。
人見知りはするし、ちょっと何か言われたら直ぐに泣くし、なにせ弱虫でした。
対象的に3つ年下の弟は凄く気が強いのです
弟が五歳位の時、なんでも怪獣がお家に迫ってきてる夢を見て、夢の中の私に「お姉ちゃん、逃げて」と何度も言ったのに私はテレビを見てて無視してた、とのこと。
目が覚めても、どうにも怒りの収まらない弟。
お姉ちゃん、にげてと言ったらにげてと、私の髪の毛を引っ張る。
そして私は泣きながら、「ゴメンね」。
実に気が弱い(笑)
そんな気の弱い女の子でした。
いつもいじめられてばかり。
自分でも情けないぐらい言いかえせない。
母にばかりなついて、困ったものねぇ、と母も悩んでました。
ところがそんなある日…
弟と私の同級生の男の子が何やら言い争ってます。
どうやら弟に私の悪口を言ったようす。
私とは対象的に気の強い弟は言いかえしてます。
「お姉ちゃんの悪口言うな!」
「うるせぇ、ばぁか!」
怒り心頭の弟。
そしてついに弟が蹴りをいれました(小さい頃から必ず先に手おだす)。
私の同級生の男の子は弟にのし掛かります。
そして押さえ付けて髪の毛を引っ張てます。
さすがに泣きそうな弟。
それを見ていた私は…
知らないまに飛びつき、逆に男の子の上にのしかかってました。
「弟をいじめないで!」
姉としての威厳。
守るべき弟のために恐怖心などふっ飛んでました。
「私の弟になにをするの!」
だけど直ぐにひっくり返されて、お互いにらみ合いに成りました。
弟は気が強いので、既に棒きれを持って後ろで構えてます。
「なんだお前!泣かすぞ!」と男の子。
「弟に手を出したら許さない!」と、私。
すると男の子が、平手で私の顔をたたきました。
パチン!
それでも泣かずに睨み返す私。
「1回殴ったから私も殴る。」と言って平手打ちをかえす。
パチン!
僕も、と追い打ちを掛けようとする弟。
「あんたはいいの!」と弟を後ろに下げる私。
男の子は私に、「本気だすぞ!」と威嚇します。
「私も本気だすから。」と弟から棒きれをうばう。
にらみ合いは暫し続きました。
一歩もひかぬ構えの私。
すると男の子は…。
「分かったよ、もう苛めないよ!」と言って、私に叩かれたほっぺを押さえながら
「いてぇよぉ。」と小声で言って、去って行きました。
守るべき弟の為に、一歩も退く構えのない私に、男の子はひるんだのです。
その後、弟が寄ってきて。
「もう泣いてもいいよお姉ちゃん。」
「痛かったよぅ。」と涙を浮かべ、弟にすがる私。
あの、気の弱い私が、自分よりはるかに大きな男の子に立ち向かったのです。
人は守るべきものが有れば強く成れる。
そう思います。
いつか現れるであろう私の王子様。
今弱くても私を愛すれば
きっと貴方は強くなれる
よく言うよ我ながら(笑)。
皆さん、強く成るために、守るべき人早く見つけてね。
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