ミトコンドリアとイヴ

ミトコンドリアには固有の遺伝子が含まれていて、人間の細胞のような真核細胞というものが生まれた時、別の生物からミトコンドリアが入り込んで共生をしている。
細胞分裂をする時にはミトコンドリアも分かれて、ずっとその遺伝子は生き続けるらしい。
卵細胞にはミトコンドリアの遺伝子のコピーがが何百コピーも存在するが、小さな精子には殆ど無くて受精後は消えてしまう。
だから人間の持つミトコンドリアの遺伝子は卵細胞に由来し、ミトコンドリアの遺伝子を辿る事で人類初の母に行き着く事が出来る。
これがアフリカで生まれたイヴという事になるらしいです。

DNAは全てを前もって決定をしている訳では無くて、偶然？や後天的な経験を通して生物はDNAの利用の仕方を変えるらしく、遺伝子を異なる文脈で読みかえる事も出来る──らしいです。

生命とはなんと不思議なものなのでしょう。