老後のことを心配するなら、家の心配より、体の心配をすべきだろう。
賃貸に住もうが持ち家に住もうが、体が動かなくなれば、どの道、家を手放し、介護付き老人ホームなどに入居せざるを得ない。
賃貸で家賃が払えずホームレスになることはとても恐ろしいことだが、一方、持ち家も現金一括で買わなければ賃貸と同じ。家を失うリスクはある。
サラリーマンの一生とは、老後の心配をして家を買い、その家の負債を払うため、牛馬の如く働き続ける人生。
そして60歳の定年退職時、退職金でようやく住宅ローンを完済し、持ち家が手に入るが、10年とたたずして、働きすぎたため体が動かなくなり、家を手放す。
利息を含め4000万円で手に入れた住宅を売って手元に入るお金は40万円。
もし体が丈夫で100歳までピンピンしているなら、60歳の定年時はまだ人生の半ば。それなら住宅ローンで家を買った方が得。
賃貸派は定年退職後も少ない年金から毎月の家賃がひかれていくのに対し、持ち家派は、固定資産税しかかからない。その分、使えるお金が増える。
結論、将来のことは分からないので、どちらが得かは分からない。
家賃と住宅ローンが同額なら住宅ローンの方が得という話を聞くが、それは一概には言えない。
確かに支払い続けている限りは、将来、家が手に入る住宅ローンの方が得だろう。
でも、途中で支払いができなくなった時、賃貸なら家賃の安いアパートに引っ越すなり、親類の家に身を寄せるなりして臨機応変に対応できる。
しかし住宅ローンはどこに住もうが、支払い続ける義務があり、もっと恐ろしいことに、家を売ってもローン残高が完済できなければ、家もないのに借金だけ払い続けなくてはならなくなる。
これまた将来のことは分からないので、どちらが得かは分からない。
正解がない中、とりあえず選択した結果、うまくいくかどうかは神のみぞ知る。
結局、賃貸か持ち家かは、理屈ではなく気持ちで決めるものだと思う。
■賃貸住みは"リスク"なのか 「いつまで働けるか分からない。持ち家なら雨風しのげる程度のボロ屋でもいい」という声
(キャリコネ - 04月23日 18:10)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=6494925
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