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2021年02月01日23:20

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7匹の太った牛の次に来る痩せた7匹の牛の話

最近、悩んでいたのは「せっかくまとまったお金が手に入ったのだから、リスクをとらずこのお金は保管しておきたい」その欲求に心がさいなまれたことだ。

私は投資が嫌いであり、一般的な人とは違い投資をするといつも損するのではないかと不安になる。

結果はおおよそ勝っているのだが、こればかりは脳の構造なのでしかたない。

普通の人は投資をする時、儲かる自分を想像し浮かれて投資をするが、私は損する自分を想像し嫌な気持ちになって投資をする。

それでも投資をするのは、お金が欲しいからであり、楽しいから投資をするのではない。

昔、1度だけパチンコをやったことがあるが、私はお金がなくなることしか想像できず、1度やっただけで2度とやりたいとは思わなかった。


ギャンブルや投資で勝つ人には私タイプが多いらしい。

普通の人は勝つ自分を想像して投資をするが、私タイプの人は負ける自分を想像し投資するため、リスク許容度を現実的に見積もり慎重に投資するからだ。

ギャンブルで勝つ才能はギャンブルを楽しめない才能でもある。


また両学長のリベラルアーツ大学ネタなのだが、そこでタルムードの話が出た。

両学長は「タルムードから」と言ったが、本当の出典は聖書であり、タルムードは聖書の解説本でもある。

ただ”タルムード”と言えば人生の指南書といった感じで宗教くささがないので、両学長は宗教アレルギーの人たちのために、出典をタルムードにしたのだろう。

創世記、エジプトのヨセフの章で「7匹の太った牛と7匹の痩せた牛」の話が出て来る。

詳細は聖書を読むか、以下に紹介する両学長の動画を観て欲しいが、簡単に言えば、7匹の太った牛とは儲かる時期であり、7匹の痩せた牛とは儲からない時期。

7とは7年を指し、ユダヤ的に考えれば1時期を示す。

7年調子がよい時期が来たら、今度は7年調子の悪い時期が来る。

だから調子がよい時期にしっかり蓄財し、調子が悪い時期に備えよ。

そういった意味だ。


まとまったお金が手に入ったのだから、これを大事に銀行預金に預けておこう。

いやいや再投資だろ!

儲かる時に儲けなかったら、儲からない時期が来たらどうやってやりすごすのか?

ノーリスク、ノーリターン。そしてノーリターンは大きなリスクとなる。

リスクをとりたくはないが、現状に甘んじリスクを負わないということが大きなリスクになってしまう。


投資と言えば「1億円稼いで経済的な自由を」とか考えてしまうが、実際は、ただ普通に生きていくだけにも投資が必要だ。

多くの人は投資する側(貸す側)ではなく投資される側(借金を負う側)になり、そのため稼げども稼げどもいつもお金がなく、安定的した給料がもらえる時(7匹の太った牛の時期)はよいが、一旦、給料を減らされる時期(7匹の痩せた牛の時期)になると、この話のオチのように「7匹の太った牛が後から来た7匹の痩せた牛に食いつくされてしまう」こととなる。

たとえ投資する側であっても、リスクをとらず資産を貯めておけば、調子が悪い時期にその資産は食いつくされ、借金を抱える側にまわりかねない。


証券口座はいくつか持っているが、楽天証券が好評だったので、今回は楽天証券で売買してみようと思い、1月に口座を開設した。

そして今日、いくらかの資金を楽天証券の口座に入れてみた。


でもまだ何に投資したらいいのか分からないので、ここからじっくり勉強したい。

今がバブルなのかそれともこれからバブルなのか分からない。

ただまだ太った牛が来ているような気がしている。

しかし太った牛が来た後は痩せた牛がやってくる。


私が株式投資を始めた頃、3年は株価が伸びたが、3年たった後、アメリカでサブプライムローンがはじけ、株式は右肩下がりの下降相場となった。

あれからあれよあれよと株価は低迷し、それから5年、株価は低迷し続けた。

当時、長期保有型の投資信託を定期的に買っていたが、買っても下がり買っても下がり、夢も希望もないような状況だった。

でもあの頃は実家住まいで、給料の範囲で十分豊かに暮らせたから、生活の質が落ちるようなことがなかった。

それから一人暮らしを始める直前、それまで徐々に回復基調にあった株価が右肩上がりの上昇トレンドに入った。

もう株式はダメだから解約しようと思っていた矢先、でも解約していなかったので、それまでに安値で買った株式が上がり、一人暮らしを始める費用もまかなえたし、それなりの資金が手に入ったため、一人暮らしをしつつも生活の質はそれほど落とさずにすんだ。

つまり、一人暮らしを始めてから今までは、たまたま太った牛の時期だったのだ。

私にしても痩せた牛の時期はまだ未経験。

正直言って、痩せた牛が来たら本当に恐ろしい。

今から家計簿をつけ、ある程度柔軟に対応できるようにしておきたい。


お金を浪費してしまった後で思うのは「ああ、あの時、ちょっとがまんしておけば、そのお金で、今、あれもこれもできたのに」ということ。

もしこれが”したいこと”ぐらいならいいが”必要な費用”となれば「過去に浪費したため、今払えない」ではすまない。

そうならないために、浪費を避け、将来に備えたい。


第211回 【S&P500最高値更新】今こそ聞くべき戒めのお話「七匹の太った牛と七匹の痩せた牛」【お金の勉強 初級編】

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