今、瀧本哲史さんの「戦略がすべて」という本を読んでいるが、
そこで「教養とは何か?」という話が載っていた。
”教養とは自分とは異なる思想すべてを指す”
人は自分の知っていることしか知りたがらない。
似た者同士集まってお互い知っている情報を共有しても意味がない。
なるほどである。
私も日記を書く時「これはみんなに知って欲しい話だ」と思い書くことがある。
でも足跡を見れば、だいたい私が話していることを知っている人達ばかり。
本当にその情報を必要としている人、その情報は大事なのに、おそらくその情報を知らない人たちは来ない。
老後の施設の問題にしても、
若いうちにこの現実を知っておけば、結婚して子供をつくったり、資産を蓄え家を買っておいたりと、対処ができる。
しかし老人になり困って相談した時には、もう選択肢がない。
「施設に入れば受刑者と同じ運命が待っている」と言われても、それしか選択肢がない恐ろしさはホラー映画の比ではない。
多くの人は暗い話には興味を持たない。
しかし興味を持たなくても、残念ながら現実からは逃げられない。
知らない情報は興味がないから知らない。
知る価値がないから知らないのではない。
私にしても、自分が知っていることを言っているだけで、
知らなきゃ大変になる情報をスルーしていると思う。
それを思うと背筋が寒くなる。
とりあえず新聞の記事は、興味があってもなくても一通り読んでおこうと思う。
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