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2020年08月27日22:57

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自分を嫌う人に焦点を合わせていた

時々「俺ってなんて不幸な人生を歩んできたのか?」と悲しくなる。

”去勢されたような顔”のため、まわりの人からバカにされ、さげすまれ、上司や先輩からは理不尽なイジメを受けて来た。

私にとって他人は害悪でしかなく、彼らは私になんら利益をもたらしてはくれなかった。

私は彼らによって出会いの場から干され、

たとえ女性と縁があっても、悪魔によっておじゃんにされた。

私はなんて不幸な人生だったのか?

この女尊男卑の世の中で男性は不幸な性別だ。

そんな不幸な性別の中でも、私はとりわけ不幸な男だった。

それを思う時、胸がしめつけられ、くやしさで涙が出る。


人は生まれながらに幸福になる人と不幸になる人が決められている。

誰もが幸福になる人として生まれたいが、それがかなうとは限らない。

私は自分が不幸側の人間であることを知っている。


確かに私はとても不幸な人間だ。しかし一つ気づいたことがある。

私は自分を嫌う人に焦点を合わせていなかったか?


バカにする人、さげすむ人、仲間はずれにする同僚、イジメる上司や先輩。

私の個性を否定し「おまえはダメだ。俺みたいになれ」と言ってくるおせっかいやき。

そんな彼らの間では、他人など私にとって害悪でしかない。

彼らが女性を紹介してくれたことはない。

私が恋愛していても、彼らは「おまえじゃダメだ」と呪うばかり。

そのうえ、私は本物の悪魔によって結婚を妨げられている。


私は、人から嫌われると、その人に好かれることばかり考え、その人と一緒にいる時間を増やしてしまい、結果、自分の人生の時間の多くが不幸な時間になっていた。

私の目は私を嫌う人に向けられ、私は彼らばかりを見ていた。

それは自分の人生を不幸な時間で埋め尽くすことであった。


自分を嫌う人から目を離せば、明るい人生がある。

孤独になれたおかげで、私はそのことに気づいた。
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