今日、興味深い資料を見た。
人口約5万人の某地区の昨年度1年間の出生届と死亡届、婚姻届と離婚届の数だ。
出生届206件、死亡届618件、婚姻届110件、離婚届76件。
生まれる人間の約3倍の人が死んでいる。
結婚した夫婦は平均2人の子供を産んでいるが、結婚した夫婦の3人に2人は離婚している。
この地区は日本の平均的な地方都市にある。
この数字が語ることは、少子化対策と言って子育て家庭に援助することは意味がなく、少子化の原因は結婚できない人と結婚してもすぐに離婚してしまう人の増加であること。
死者は毎年人口の1.2%程度であり、こちらは理想的な数であるが、結婚する人と生まれる人の数が極端に少ない。
これが日本の未来を示す数字だ。
新型コロナウィルスで人が死ぬより、大地震で人が死ぬより、長い目でみれば、はるかに人口が減る話であるが、こういうことはニュースにならない。
日本の増えすぎた人口が減るのはよいことと言えばよいことだ。
それが疫病や地震で殺されて減るのではなく、生まれてくる人間がいなくなり減るのは、理想的でもある。
しかしそれは数字の上の話であり、人間の幸福を考えれば、疫病や地震で死ぬのはひと時だが、社会がおかしくなり子供が減るのは一生続く不幸である。
日本人は神を信じない。人間中心主義であり「人は自由に生きればいい」と言う。
その結果がこれである。
でもこうやって「自分たちは科学的で聡明だ」と勘違いしているダメな民族が淘汰され、賢い民族が彼らにとって替わる。
100年後、世界の民族分布は大きく変わり、また人々の意識も大きく変わるだろう。
神を捨てた民は滅び、神を信じる民は栄える。それが世の中の摂理なのだろう。
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