先日、父が私のアパートに来たのだが、うっかり購読している読売新聞を隠しておくのを忘れていた。
父は読売新聞を見るなり案の定「こんな新聞を読んではいけない」と言いだした。
父が読売新聞が嫌いなのは、読売新聞は政治家のスキャンダルを書かないからだ。
でも私にしてみれば、政治家のスキャンダルなどどうでもよい情報であり、そんなことより今何が起こっているかが知りたい。
私が読売新聞を選んだのも、そういった余分な記事がなくさっぱりしているからだ。
ドイツ語にシャーデンフロイデという言葉がある。
自分が手を下すことなく他者が不幸、悲しみ、苦しみ、失敗に見舞われたと見聞きした時に生じる、喜び、嬉しさといった快い感情のことだ。
スキャンダルを煽る人は、自分では正義の志士のつもりでも、実際はシャーデンフロイデからやっているにすぎない。
自分の本当の気持ちを理解せず子供に接する親はたいてい毒親である。
安倍さん(日本国総理大臣)が桜を見る会に詐欺集団を呼ぼうが、私にはどうでもよいが、うちに来て購読している新聞にケチをつけるオヤジは迷惑な存在である。
父はシャーデンフロイデを楽しみたいから赤旗とか朝日新聞が好きだ。
シャーデンフロイデを楽しみたいからスキャンダルばかりの新聞を読むというのは分かるし、それはその人の新聞を読む目的だろう。
でも私は情報を得るために新聞を読んでいる。目的が違う。
それをとやかく言われても、ただ新聞を読む目的が違うとしか言いようがない。
婚活女性と接しているとトンデモない家庭がちらほらある。
30歳を超えた一人暮らしの娘に、毎晩、どこにいて何をしているかを報告させているような毒親がけっこういる。
おばさんになってしまった娘に門限まで言いつけ、○○ちゃんと子供のように接する。
だから娘が大人になれないし、また勘違いおばさんになってしまうことに毒親は気づけない。
親が毒親なら娘もダメ女であり、実際は他の場所にいるのに自宅でゆっくりしているとウソの報告ばかり。
いったいそれって報告させる意味あるのか?
親としては娘が心配と言いながらも、結局、娘を支配したいんだよね。
こうやって無駄に子供の自由を束縛すれば、子供は親の束縛から逃れるため親を欺くようになり、それから平気でウソをつき、人との信頼関係が築けなくなる。
女はマザコン男を嫌うが、そういう自分たちがトンデモないファザコン・マザコン女。
似た者同士を嫌っているだけである。
こういう女性は誰とも交際まで行きつくことはない。
とはいえ、結局、問題は毒親なんだよね。
毒親は自分が毒親と気づかないところが毒親の由縁である。
ウソをついて親を欺けば、それを見た人は「この人は親ですら欺く人間なんだ」と信用しなくなる。
毒親に毒親であることを告げると烈火の如く怒りだし、大人特有のズルい問題のすり替えを行う。
上司が部下に反発された時に相手を言いくるめる手段と同じだ。
毒親は実にタチが悪い。
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