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2020年02月12日23:48

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この世はお互い矛盾している真実が複数同時に存在している

ヨーロッパには2つの考え方がある。

一つはギリシャ型の考え方、もう一つはユダヤ型の考え方。


ギリシャ型の考え方では、真実は1つであり、

矛盾するものはどちらか一方が誤っているとなる。


ユダヤ型の考え方では、矛盾するものをそれぞれ真実としてとらえ、

どちらが正しいのか白黒をつけない。


今、瀧本哲史さんの「僕は君たちに武器を配りたい」という本を読んでいる。

一読していただければ分かるが、

「資本主義の競争社会を絶対のルールとし、その中でいかに生きるか?」

そのことが書かれている。


確かに今は資本主義の競争社会で、瀧本さんのおっしゃることも本当だろう。

しかし、この資本主義の競争社会も現実の一つの面でしかない。


でも、この一つの面ばかり見続けていると

「それが絶対の真実であり、他に真実はない」

そう思い込んでしまう。


その世界で勝ち組ならよいが、

そこで負けたら、もう自分の居場所がなくなってしまう。


思いつめて自殺する人は、

このような閉鎖的な空間の中で、

世の中の一つの面を唯一のものだと思い込み、

そこで居場所を失ってしまったのだろう。


複数の場を持つことは必要だが、

多くの人は場所と仲間が違うだけで、似たような環境に属し

「場所と仲間を変えてもどこでも同じルールだ」

と自分の信仰を強めることとなる。


昔の人はハレとケの2つの世界で生きていた。

ハレは生活のためのルールを適用しない時間。

ケは日常生活のルールを適用する時間。

そうやって場を分けることで、矛盾する現実の場を作りだし、

そのどちらも真実とした。


さしずめ現代なら、

ケのルールが資本主義の競争社会。

ハレのルールが教会などで過ごす時間。


ハレがなくなり、ケばかりで凝り固まると、

市場経済原理主義に陥り

「なんでも市場経済で考えなければいけない」と言いだす。

科学の法則は一つ。でも真実は一つではないのに・・・。


私のまわりにはこういった原理主義者が多く、

私は彼らの世界観を押しつけられ、苦しい人生を歩んできた。

私が教会によって救われたのは、

「彼らの世界観は確かに真実だけど、それは一つの真実にすぎない」

そのことを教会は私に確信させてくれたから。


以前、ある人に遠方の女性を紹介してもらったことがある。

この女性はキャラ的にはまじめでおとなしめのキャラなのだが、

華やかな女性にあこがれ、

そんな女性の世界観が絶対的な真理と勘違いし、

彼女らのようになれない自分に苦しんでいた。


そして私に対しても、

親しみを表すため、出会ってすぐに愛称で呼んできたりして、

私はぎょっとしてしまった。


なぜぎょっとしたのかといえば、

キャラ的にそういうキャラの人ならそれは自然なことだが、

彼女はそういうキャラではなかったからだ。


私は彼女の不自然さに抵抗があったのと、

彼女の住んでいるところがあまりに遠方だったため、

交際をお断りしたのだが、

彼女は「自分があでやかな女性ではないことで交際を断られた」と考え、

さらに自信を失ってしまったようだ。


彼女は、自分の持ち味では勝てない場所で、自分にはないものを求め、

それらを持った女性の中で浮いた存在となってしまっている。


人は好きなように自分を変えることはできない。

持って生まれた素質があり、その素質を生かして勝負するしかない。

自分の素質では勝てないフィールドでがんばっても、ただむなしいだけ。

でもその世界にどっぷり漬かると、その世界だけが現実だと勘違いしてしまう。


彼女の素のキャラで嫌う人もいるだろう。

おそらく彼女を取り巻く女性たちは彼女とはキャラが違うので、

心の中では彼女を見下し、

「自分たちと同じようにならなければ男なんてできない」

みたいなことを言っているのだろう。


でも私からすれば、私は彼女の友達タイプの女性は好きではない。

彼女のような自分と似たタイプの女性の方が一緒にいて楽しい。


紹介者はその辺りを的確に見抜いていたから、彼女を私に紹介したのだと思う。

でも彼女がそのことに気づくことはなかった。


ただ、私は彼女を見て、

自分も彼女と同じことをし、そのためひどく苦しんだことがしみじみと分かった。


科学の真実は一つだけど、科学以外のことの真実は複数ある。

ただそのルールで生きている人たちの中ではそれが唯一の真実なだけだ。
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