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2020年10月18日00:48

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野に咲く花

花の咲き方は、いろいろあるそうで

一重咲きや八重咲き、丁子咲き、

細かく言えば、花の数だけ

それぞれの咲き方は違うのかもしれない。


かつてマズローがいった承認欲求のように

人々の価値観は、戦後の食から

豊かになり、高度成長期を超えて、

お金に変わり、働くことで

衣食住が豊かになり、もはや

人の価値観、欲求は、存在に辿り着いた。


SNSを始めとしたイイネ、インスタ映え、

YouTubeの登録者数、再生数、

それぞれが自分自身の存在を

様々な形で表現して生きている。


そこまでしないと、自分というのが

どこかで消えそうで、無くなりそうで。


時代と共に、知らず知らずに

競争社会に追い込まれ、

ゆとり世代やさとり世代だの

揶揄されて、単に咲くだけでは許してくれない

硬く冷たいコンクリートのようなものが

この世にかつてあった野原を埋め尽くした。


それは、ただ純粋に咲きたいという

多くの種の叫びさえも大きな壁に覆われて。


周りにふと咲いた花のけなげさに

気がつきにくい世の中になっている。


我々、大人は、いつしか

こんなに硬く冷たいコンクリートの上で、

その咲いた花しか見なくなって

しまってるのかもしれない。


その下にある種も蕾に気がつくこともなく。


ある日、そこに、突然

花が咲くことはないというのに。


コンクリートに咲く華やかな花や

刺々しい花を眺めているのはいいけど

本当に目を向けるべきところは

咲くためにもがいている

たくさんの種や蕾だったり

どこかでひっそりと野に咲く花だったり。



■別のユーチューバー逮捕=店妨害で共謀疑い―大阪府警
(時事通信社 - 10月17日 11:30)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6271881
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