さて、以下、現在参加中のPBM『LATER STORY』の第1回にいただいた個別情報と、そこから第2回のアクションの実行に移るまでのあれこれの補完として作成したプライベートリアクション『僕の中の『何か』』をアップさせていただきます。
駄文作成のいいわけとしましては、まずは、camusさんからいただいた個別の中のクロコダインが最高だったことに尽きます。(ワニ先生ー!うぉーーッ!!)
それに加えて、第2回の選択肢3の指針として、具体的な心情を書く必要があったのですが、実際のアクションを書き出せないでいた中で、あれこれ悩んでいるよりも(自分自身が内容を整理する意味でも)いっそプラリアの形でキャラクター自身に語らせてみたほうが早そうだな!
ーーと思い至り、徹夜明けのテンションにて書きなぐっってしまったものとなります(汗)
以下、お目汚しかとは思いますが、ご覧になる方に置かれましては、あたたかーーーい目でご覧いただければ幸いです。
m(_ _)m
『僕の中の『何か』』
――いつも、ぼくは、助けてもらってばっかりだ――
思わずこぼれた言葉と一緒に、僕の頬を、苦い涙がすべり落ちた。
自分が臆病なことは知っていたし、そんな自分が居たところで、大してみんなの役に立てないことは、十分に理解しているつもりだった。
――ただ、それでも。
『あの子を一人では戦わせない』っていう誓いがあれば。
『あの子』の前でなら、きっと、僕にも、少しだけ。
『勇気』が、出せると、うぬぼれていたことを。
――暗い海へと落ちていくホープさんの姿と。
――『あの子』の悲痛な叫びと、泣き声で。
――僕は、思い知ることになった。
「ぼ、僕がデスクラーケンの毒に、お、犯されさえしなければ…ホ、ホープさんは…!」
誰も口にしない断罪の言葉を、自分自身に突き刺しながら、僕は一歩も動けなくなっていた。
ワニ先生が声をかけてくれたのは、そんな時のことだったんだ。
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――いつも、ぼくは、助けてもらってばっかりだ――
少し前と、同じ言葉を、呟いた。
――手は、まだ震えている。
――足も、ずっと震えっぱなしだ。
――でも、それでも、大切なことを思い出した。
その日、赤ちゃんだった僕を庇ってくれた人たちがいた。
その後、一緒に逃げてくれた人たちがいた。
院長先生は、僕や、僕と同じような子供たちの日常を支えてくれていた。
先生や、ワニ先生が、いろいろなことを教えてくれた。
ウラシルさんが、動けなかった僕を守ってくれた。
ホープさんは、優しく笑っていた。
船からの脱出も、その後の治療も、それ以前の様々な場所で、みんなが助けてくれていた。
――そして、きっと悲しいだろうに、責めたいだろうに、泣くことはあっても、『あの子』は、そうはしなかった。
――今も怖い。思いついた策に効果があるかはわからない。そして、その時、自分の身体が動いてくれるのか、そんな自信なんてない。
――ただ、それでも、
――ホープさんを助ける。
――『あの子』の希望を守る。
――そのために、僕の『勇気』で足りないのなら、借りてだって、絞り出す!
――『あの日』、泣き虫の僕を突き動かした『何か』が、また、僕の中で動き出す。
――『それ』が何かはわからない――だけど、ふと気付けば、僕の足は、みんながいる場所に向かって、確かに一歩を踏み出していた。
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