追良瀬から日本海沿いに再度鯵ケ沢へ向かう。
深浦〜鯵ケ沢間は五能線の白眉と言うべき区間だが、結局この区間は3往復したことになる。
五能線フリーきっぷは十分モトが取れた。
五所川原まではガラガラだった五能線も五所川原で高校生等が大量に乗車して、2両編成の列車はほぼ満席。
そのうち結構な数の高校生は板柳等で下車しており、五所川原を中心とする需要や弘前との流動は結構ありそうだ。
鯵ケ沢からは右手に津軽富士を車窓に眺められる。
17時22分、川部に到着。
列車はここで方向転換して弘前へ向かう。
入れ替わり17時38分発の鯵ケ沢行の列車が到着。
川部駅はかつては奥羽本線、五能線、黒石線のジャンクションとして活気があったような記憶があるが、黒石線は廃止になり、今では静かだ。
今は1日の利用者は約300人だが、黒石線があったころは1000人近く利用者はいたように思われる。
業務委託の有人駅ではあるが、5時までのようで、5時を過ぎた今は無人駅の扱い。
駅舎は明治27年に建てられた駅舎で日本でも1,2位を争う古い駅舎をリフォームして使っている。
駅前はいかにも鉄道の駅を中心に発展したような雰囲気の街並みである。
川部からは奥羽本線の電車で新青森に向かい、新幹線「はやぶさ」で東京へ。
新青森出発時点では1両に、1人2人の乗客しかいかなった。
こんな光景は2度とみられないだろう。
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