コンサートにて

グループでEWIやアルトサックスを担当する、フロントマンの「伊東たけし」さんは福岡出身で毎回MC担当。
オープニングの挨拶も「今回、(オリ・パラの)オープニングアクトを担当することになりました（笑）。でも下手に選ばれると過去のことを色々ほじくらされて、大変ですね。」と一発目から観客席を笑わせていました。
奇しくも、昨年行われるはずだったコンサートと同日の開催。

聴衆の中では私は(若い部類)、伊東さんも脱退の決まったギタリストの安藤さんも若く見えても、６７歳。観客席も同じくらいか、もっと上だろう人が結構いた。

安藤さんがメンバーと一緒に演奏する最後のコンサートになった。私は十代でフュージョンを聴き始めスクエアのデビュー当時からのファンになった。

素晴らしい演奏が続き後半に近づくに連れ、寂しさが募った。メンバーチェンジが激しいバンドだったけど、安藤さんはずっといた。

終わりにステージ上で伊東さんが改めてメンバーを紹介する時安藤さんに、「再加入の時はオーディションやりますから」「安藤正容、バカヤロー」と言って笑わせていましたが、淋しそうでした。