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2020年11月24日23:15

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祭りの夜

祭りの夜
思い出す景色はすべてぼんやりとした明かりの中にある。
にぎやかな音も、大きな話し声も、白ではなく黄色い光に包まれていて暖かい
華やかな花火も、暖かな光に見える

静かで暗い中に入り込むと無性に寂しくなり、人恋しさが募ってくる
普段商店では買わないようなものを食しておいしいと心の底から思ったりする
こんな気持ちを最近はエモいともいう

何がいい気持ちにさせているのだろうか
幻想にすぎないと言ってしまえば身もふたもないのだが、そんな瞬間が愛おしい

幼少期の親に守られている記憶だろうか、日常との違いを感じる興奮だろうか
終わった後にはよりさびしさが募ることを知っているのに、また参加したくなる

不思議な時間だ


祭りができない昨今。
あの気持ちはどこで味わったらいいのだろうか

日常を暮らすうえで必要だったあの時間
無いとなおさら愛おしいものだ

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