アメリカでコロナは急増した一つの理由

以下は、日本では報道されない（アメリカでも報道されないでしょう）実際に起こったことです。

先ず、3月31日午後9時半時点で、アメリカでは185200の感染確認者、死者約3800人という状況で、次にニュースを見る時にはもっとになっているだろう。CDCは少なくとも10万人の死者が出るであろうと予測している。

昨日、3月30日に南米エクアドルからアメリカへの最後の便で帰ってきた知人の電話での話です。エクアドルの空港では乗る前にいろいろチェックされたが、飛行機にはいった途端、乗務員は誰もマスクさえつけてなく、ヒューストンに着いたら、なんのチェックもなく、空港職員の1人が「熱のある人はこっちへ来て下さい」とやっていたそうだ。　彼はそこからアリゾナへ飛んだが、その便はエクアドルからのフライトとは全く違って、機内には乗客が自分を含めて2人だけだったそうだ。　ヒューストン空港のようなことは、日本では起こらないだろう。

47年間アメリカに住んでいる私には、ヒューストンみたいなことがあっちこっちで起こっていたんだろう、今でも起こっていても不思議はないと思われる。　アメリカのトップには日本人が考える以上に大変優秀な人が大勢いるが（トランプは除く！）、中間から下にはどうしようもなく低い人達の非常に厚い層があるからだ。だから、こういうことが容易に起こるのだ。　勿論、全てのアメリカの空港が全てヒューストンの空港のようで、そこで起こったことが拡散の全理由ではないが、もう一度、一つで理由であることは想像できる。

しかし、日本の社会構造とアメリカのそれとでは、特に中間からその下は、質が全く違う。が、それだけでコロナの蔓延を止められるものではない。日本人にはもっと危機感を持ってコロナに対峙して欲しい。不便を我慢して欲しい。日本政府には経済不況を覚悟して、それ相応の対応をして欲しい。　
私なんぞの口出しをするこっちゃあないと分かっているのだが、やっぱり母国が心配になってしまうのだ。