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2019年12月15日14:12

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ツキを呼ぶ魔法の言葉 五日市 剛 講 演… 5

僕も、ぜひ挑戦してみようと奈良の断食道場へ行って数日間断食を行いましたが、ただ腹が減っただけでしたね。それだけでした。素質がないのでしょうね。
 ちなみに社長には娘さんがいて、婿に来ないかということでしたが、それはお断りしました。どうやら僕にその会社にきてもらって、いろんな実験機器を選定して購入し、研究室や実験室を充実させてほしい。またそれら使用上の指導も社員にしてほしい、と願っていたようです。特許を出願するためのデータ取りを自社の評価設備でできるだけ行いたいと考えていたんでしょうね。
 その話のついでにいうと、実は一か月くらい前に、ある有名なヘッドハントの会社から電話がかかってきまして、
「社長として来てくれませんか?」
とびっくりするようなことを言われました。ヨーロッパにある多国籍企業でして、世界中の国々に支社を持ち、関連会社を含めると十万人以上の会社だそうです。提示された年収は数億円。すごいですね。
「どうして僕に声がかかるんですか?」
「それはですね、・・・・・という理由でして」
「だって、ぼくはまだ若いんですよ」
「若い人を探しているんですよ。日本人で英語もできて、・・・・・の実力のある方をね。それらの条件を満たす人物と言うことで、五日市さん、あなたが適任と判断されました。どうか良い返事を期待しています。決してご不満な条件ではないはずです」
 大変名誉な話ですよね。さて、皆さんが僕なら、どうします?快く応じた方が「楽しい」でしょうか?それとも、断った方が「楽しい」でしょうか?今、僕が勤める会社から大きな信頼を受け、十数億円という大金を頂いて事業を立ち上げている真っ只中に、お金や地位のことだけを考えて他の会社に行くわけにはいきません。現時点では、「ヘッドハントに応じる=心地良くない(楽しくない)」と判断しました。よって、何のためらいもなく、この話をお断りしました。
 だけどスゴイ話ですよね。こんなちっぽけな僕にね。世の中には、僕より頭が良くて、英語ができて、社会性のある人なんてごまんといるのに。僕の家柄なんか全然良くないし、資産なんてな〜んにもない。たいした人脈もコネも、ないないない。そんな僕に、どうしてそんなビッグな話が来るのかなぁ?
 小さい頃、「社長になりたい」「お金持ちになりたい」という強い意識が、長い年月を経て現実化されようとしたのでしょうか?もしそうだとしたら、そのきっかけは何だと思いますか?
 それはおそらく、「ツイてる」とか「感謝します」「ありがとう」という魔法の言葉によって引き起こされたのかもしれませんね。どちらかを選択する上で判断に困ったら「楽しい方を選ぶ」。
 今の僕は、社長職よりも、すべての情熱を注いでいる現在の仕事の継続の方が楽しいと判断しました。でも、もちろん数年後は分かりません。常に楽しいと思われる方を選択していく、それだけです。



 おわりに

 今日の話を通して、皆さんに言葉のエネルギーのすごさというものを少しでも分かってもらえたらいいなと思いました。家庭教師でみた女の子は十代で人生の方向を大きく変えることができました。でも、人間、四十歳を過ぎたら、そう簡単に自分を変えることなんかできない、とおっしゃる方がいますが、本当にそうでしょうか?
 だって、Aさんを見てください。たった一年で、あんなに大きく自分の意識をプラスに変えることができたんです。それはどうしてでしょうか?簡単です。自分の人生は「運が良い」としたうえで、ステキな言葉を選んで言い続けたからです。
 プラスの言葉は魔法となってステキな出来事に「感謝」。そして、素晴らしい運命に「感謝」しましょう。
 もし、最愛の人を亡くしたら「ありがとう」。交通事故に遭っても「ありがとう」です。これで、すべてオーケーです。何も心配することはありません。まだ起こってもいない未来に対して「不安」がったり「心配」したりするのはもうやめましょうね。


 今日、もっとお話ししたかったことがたくさんあるんですけど、約束の時間をオーバーしてしまいました。これで僕のお話を終わらせていただきます。
 ありがとうございます。
 あとがき

 この小冊子を最後まで読んでくださってありがとうございました。タイトルだけをみると、なんか危ない宗教の本ではないかと思われた方がいたかもしれません。
 イスラエルで経験したことについては、学生時代から親しい友人や身近な人たちに良く話をしていました。ほとんどの人が興味を持って聞いてくれたのですが、いざ箱の話となると、「それって本当の話?」とみな眉をひそめました。そのたびにガッカリして落ちこんだものです。結婚後、妻にも「人間疑われるから、あまりしゃべらないほうがいいかもよ」とアドバイスされ、だんだん人前で話さなくなりました。
 ですが、平成十二年十二月に金沢の知人宅にて十数人の前で二時間ほどお話しすることになり、面白い体験談を話して欲しいということだったので、久しぶりにイスラエル旅行に関連したことなどを話しました。その場で聴いていた方々は喜んで僕の話を受け入れてくださり、とても心地良い雰囲気だったため、僕も嬉しい気持でおりました。
 ところが、それがきっかけで、その後びっくりすることが起こりました。そこで録音されたテープがんどんコピーされ、あっという間に日本中に広がったのです。そのテープを手にされた方のひとりである安田善次郎さんが、当時八十歳というご高齢にもかかわらず、奇特にもテープ起こしをしてくださり、講演録ができあがりました。そのコピーもものすごい勢いで人から人へと伝わってしまいました。さまざまな方が手にされることになり、それではということでこの小冊子ができあがったわけです。あの時の話がこんなに立派な小冊子になるなんて本当にびっくりです。
 イスラエルのおばあさんが僕に教えてくれたことは、『言葉の大切さ』です。イスラエルから帰国した後、おばあさんにお礼の手紙を送りましたら、すぐに返事が来ました。その中には次のようなことが書いてありました。
 「心の持ち方って大事よ。だけど、もっと大事なのはね、言葉の使い方なの。どんなことを口に出すかであなたの目の前の状況が変わってくるし、あなたの心も変わってくるの。本当よ。」
 う〜ん。心より言葉が大切って本当かな?と最初は良く理解できませんでした。でも、『心』というのは、コロコロ変わるから『こころ』であると、ある方から聞いたことがあります。実際の語源はよく分かりませんが、よく考えてみると我々の心は意外と不安定であり、確かに言葉によってころころ変わることがあります。心は言葉の影響をとても受けやすいものですね。汚い言葉、マイナスの言葉を使うのをやめ、ニコッと笑ってプラスのことを口にしていけば、自分の心も相手の心もとっても心地良い状態に安定していき、自分のおかれた状況が、たとえどんな状態であっても気付かぬうちに好転していくような気がします。
 ある日、妻が聖書を取り出し、「ヨハネによる福音書」第一章の冒頭を読んでくれました。なんかズド〜ンと腹の底に落ちるような衝撃を受けました。その文章とは、

 はじめに ことばがあった
 ことばは 神と共にあった
 ことばは 神であった
 このことばは はじめに神と共にあった
 すべてのものは これによってできた
 できたもののうち 一つとしてこれによらない
 ものはなかった
 このことばに 命があった

 まさに口から出る言葉そのものは生きていて、想像をはるかに超える影響をもち、自分の人生を間違いなく創っていることを確信させる一節だと強く思いました。僕は、時々これを声に出して読みます。そのたびに、「言葉って、とってもとっても大事なんだ」と深く気付かされます。 この『気付く』ということは、我々一人一人にとって、成長するために欠かすことのできない根本課題なのかもしれませんね。どんなに多くの知識を吸収しても、『気付き』がないと、現状を打破することも、真の人間性の向上もありえないのではないかな・・・と良く思います。人が根本の部分に気付くと、その人の人生も大きく膨らみ、目にしている現実そのものが真に好転していくものと思います。
 イスラエルでおばあさんに会ってから、人間関係や仕事がびっくりするほどうまくいくようになり、毎日が楽しくてたまらなくなりました。おばあさんとの出会いに心から感謝しています。おばあさんが言っていたように、すべての人には運命というのもがあり、すべてのことは偶然ではないとするならば、今この時期にこの小冊子が出されるということは、何か大きな意味があるのかもしれません。
 この小冊子を手にとって読んでくださり、本当にありがとうございます。少しでも皆様のお役に立てれば、こんなに嬉しいことはありません。『プラスの言葉』が皆様の人生を素晴らしいものにしてくれるよう祈ります。

 平成十七年二月






   五日市 剛氏 プロフィール

  昭和三十九年七月生。国立宮城高専を卒業後、豊橋技術科学大学に編入学。
 その後、アメリカのマサチューセッツ工科大学へ留学。工学博士。
 現在、企業経営の傍ら、数社の研究顧問を務めており、新規事業および新技術の創出に 関わっている。
 二十六歳のときのイスラエル旅行での出会いがきっかけで人生がガラリと好転。ツキを 呼ぶ魔法の言葉を知ったことが原因と氏は語っている。














五日市 剛さんの
ツキ呼ぶ魔法の言葉

発行所 とやの健康ビレッジ(有限会社 新潟エネルギー研究所)
URL http:www,h3,dion,ne.jp/~energy

 













ツキを呼ぶ「魔法の言葉」2









マキノ出版『壮快』特別編集

はじめに

 本書は、2006年5月に刊行されたムック本『ツキを呼ぶ呼ぶ魔法の言葉』の実践編です。
 具体的に、ツキを手に入れるにはどうしたらいいか、なぜそうしたほうがいいのか、ということをまとめていますので、「ツイてる人」になるための一助としていただければうれしいです。
 ムック本『ツキを呼ぶ魔法の言葉』は、大きな反響をいただき、今も、「運がよくなるにはどうしたらいいか」というご質問を、ほんとうにたくさんいただいています。しかし、裏を返せば、それだけ「自分はツイてない」と思っているかたがたが多い、といえるのではないでしょうか。
 どんな人にも、「最悪だ!」とさけびたくなるときがあります。泥沼の離婚、たちの悪いリストラ、最愛の人の死、事故、災害・・・・・。だれだって、そんな経験を1度や2度はしているものです。
 私が、イスラエルでおばあさんに初めてあったときも、かなり悲惨な状況でした。何をやってもダメ。じゅうぶんなお金がない。ツキも全くない。あーあ、最悪の状況がそろった、と、本当にそう思いました。
 でも今は、もちろん、そのように思っていません。あおのときは、一見「最悪」なようでいて、実は、「最善」の条件がそろっていたんだ、と思います。窮地に追い込まれていたからこそ、異国の地で見知らぬおばあさんの家に行けて、とってもありがたいお話が聞け、しかもそれを腹の底にズドーンと落とすことができたのです。もし、私がその時満ち足りた状態でいたら、「魔法の言葉」を教えてもらったとしても、すぐに忘れ去ったことでしょう。
 そう考えると、「ツイてない人」というのは、「幸せは、不幸な姿でときどき現れるものだ」ということが、いつまでたってもわからない人のことではないか、と思うことがあります。逆に「ツイてる人」というのは、最初からそのことに気づく人。「めちゃくちゃツイてる人」というのは、最初からそのことをを知っている人、といえるのではないでしょうか。だから、嫌なことがあっても、「ありがとう」といって、ニコッと笑って行動することができるんですね。そうすることで、ライフステージは、ドーンと高いところまで上がっていくわけです。
 これでツキと縁がなかった人も、ぜひ魔法の言葉を実践してみてください。今日からの人生が、徐々に変わっていくことに気づくはずです。そして、ビックリするような幸運がときどき舞いこんでくるようになるでしょう。

2007年5月             五日市 剛 (工学博士)
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