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2019年12月15日11:13

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 あ ま び き  資…料 4


忍耐強さ

 友人のジョーのこどもたちときたら、だらしのないこと天下一品で、表彰してやりたいぐらいです。車を修理した後、家に入るや、油でべとべとの靴をカーペットに投げ出し、汚れた服の着替えずにソファーに座る。キッチンに行けば牛乳をコップにどぼどぼ注ぎ、床に滴をたらしながら二階の自分の部屋に行ってしまう。ジョーは辛抱強く子どもたちの後をついて回り、後始末をします。家屋の召使いになることなど、彼女にとっては何でもないことです。
 ジョーはみんなのやったどんなことも我慢します。そうすることで見返りを得ているのです。彼女は、聖人になる一番の近道は、高尚な目的のために受難に耐えることであり、家族の安泰こそ高尚な目的であると信じ切っています。そうして、彼女は台所のテーブルについて、散らかり具合を眺め、ドーナツをもうひとつつまんでは体重を増やすのです。
 分別のない相手に対してまで忍耐強い人は、聖人などではありません。自分をいじめているだけなのです。


順応性

 私には、定期的に食事をともにする友人がいます。集まると、当然「どこかで食べようか」という話になります。ベスはいつも「どこでもいいわ」と言うので、残りの私たちで順番に好きな場所を選びます。その結果、ベスは自分の好きなところには行けません。彼女は回りに合わせようとするあまり、好きなものを選び取る喜びを人に譲ってしまっているのです。
 それは、彼女の親切心から来るものなのですが、そんな親切をする必要などありません。生きていれば、妥協したり妥協せざるを得ない場面はいくらでもあるわけですが、妥協することは、常に他人の欲求に合わせることとは違います。「玄関マット」のように人に踏みつけられるのに甘んじていたら、誰からも尊重されなくなるし、かえって周囲を傲慢にさせてしまうでしょう。


勤勉さ

 依存者と共存しようとする人は、勤勉でなければなりません。このような人たちは火事育児をこなし、家族の雑多な用事を切り回し、依存者達の欲求や要望に専念し、なんでもこなすので、ときに家族はただ給料を運ぶだけの役割となってしまいます。彼らは2人分3人分・・・あるいはそれ以上に働くのです。
 ノーマは、私の行きつけのレストランで働いている女性です。彼女をじっと見ていて感じるのは、幸福感と同時に痛々しさです。彼女は疲れを知らないかのようです。店内がすいていると私のところに来て、家族のエピソードを披露してくれます。彼女は働き者ですが、その収入は家族全体の出費にはとても追いつきません。彼女の夫には働く気などさらさらないようです。
 家に帰ると、ノーマは家の掃除と孫の世話をします。おかげで、のんきな彼女の娘は友だちづきあいに明け暮れていられます。「自分を探す」ために家を出たきりの息子は、ちょくちょく小遣いの送金をせびっています。彼らを養うため、ノーマは自分のわずかな収入にやりくりにいつも頭を悩ませています。私が彼女に「どうして、そんな怠け者のために働くのよ(実際はもっとていねいな言葉で)」と尋ねると、彼女は「だって、仕方ないもの」と答える。


有難さ

 夫の友人でもあるレイは、たくさんの才能に恵まれています。彼は配管工事から家計のやりくりに至るまで何でもこなします。家の中で彼が息子たちとやった細かい仕事の話になると、必ず2つのことが出てきます。1つは、彼が家族のために、何から何までやっているという不満、もう1つは、息子たちのしくじりと笑い飛ばす話。子どもたちは単純な仕事でもへまをするので、いつもその後始末が自分に回ってくるのだと彼は言います。
 以前、レイが車の修理を息子たちに教えているところをに居合わせたことがあります。作業の前、最中、仕上げた後と、彼はこまごまと指示します。どうしたらもっと良くできるか、どうしたらもっと完璧になるか、ちがうやり方にはどんなものがあるか、などなど。彼は息子たちのやること全てに口をはさまないと気がすまないようです。はたで見ていれば、なぜ彼が家の仕事を一手に引き受けなければならないのか、すぐに分かります。私は息子たちをよく知っていますが、彼らの父親の「もうひとつ教えておこう」の一言のせいで、自尊心をひどく損なわれています。
 父親は助けを与えているつもりでしょうが、息子たちに「自分は無能だ」と思いこませているに過ぎません。


気丈さと勇気

 イネイブラーは、来る日も来る日も勇気をふるって災難というドラゴンに立ち向かっているようなものです。自分に向かってくるドラゴンだけでなく、夫や子どもたち、友人に向かってくる分まで。
 イネイブラーの子どもは、自分で戦う必要がありません。ママがやってきて、先生や校長や他の子どもの親と話をつけたり、いじめっこをやっつけたりしてくれるからです。イネイブラーの夫は、自分で上司と向き合わなくてもいいのです。妻が、夫にもう一度チャンスをくれるようにかけ合ってくれるからです。友人たちも、イネイブラーがやってくれるので、PTAのレポートを提出しなくてもすみます。
 イネイブラーの古典的な例の1つは、夫のサンドバッグにされていたアルコホリックの妻のためです。彼女は強い女性です。強くなくてはならないのです。殴られても殴られても、また殴られに行くために。進んで拳骨の前に行くには、勇気がいります。非行中年の夫を探して、夜中に危険な界隈のバーをめぐり歩くのだって、勇気がいるでしょう。翌日、夫の上司に電話で夫が「風邪をひいたので」と嘘をつくにも度胸を要します。
 こういう勇気は、彼女にとっていちばん頼りになる味方かもしれませんが、他人の弱さをかばうためではなく、彼女自身を守るためにこそ使われるべきでしょう。


寛大さ

イネイブラーの最も際だった美徳は、寛大さです。「過ちを犯すのは人間。許すのは神」この問題で、誰がどちらの役を演じるのかは明白です。イネイブラーは自分が傷ついてしまったとき、こうして割り切ることで自分の居心地を良くし、また、自分に都合のいい考え方をして、独りよがりのプライドを手にします。イネイブラーはあたかも許すような顔をしてーというのは、イネイブラーのしていることは、本当に人を許しているのではないから・・・。一生その人を苦しめ続けるような深い罪悪感を植え付けます。
 私は、母が、父のことを何度も許していたのだと思っていました。でも、母が本当に父を許したのは、父が亡くなってからだったのかと今は思っています。


賢さ

 どのような依存関係も、その実態はちょっと見ただけでは分かりません。傍目には、イネイブラーはしっかりした、判断力と常識を備えた人に見えます。それに対し、依存者は見るからに頼りない感じです。自分自身を荷馬車のようにこき使っている人が聡明に見えるとは、皮肉なものです。もし、イネイブラーが本当に賢いのなら、なぜ、そうやすやすと依存者の思い通りになるのでしょう。奴隷のように働かされ、サンドバッグにされ、カモにされ、玄関マットのような扱いをされるのが賢明なことでしょうか。
 最近、仕事である年輩の紳士と会う機会がありました。話をしている間中、彼は自分の会社の将来が心配だとこぼしていました。彼が言うには、事業を黒字に出来る才覚のあるのは、仲間の中で自分だけなのだそうです。そのため彼は、仲間たちを誰一人会社の方針決定に参加させたことがありませんでした。彼はもう引退したいと思っているけれど、それは出来ないのだと言います。彼の仲間たちは、彼には「優れた判断力」があるから、引退してはいけないと主張しています。結局のところ仲間は、「自分にしかこの仕事はこなせない」と彼に信じ込ませて、自分たちはのんびり優雅に暮らしているのです。世間は彼を良識ある人だと思うでしょうが、私には、仲間たちにうまく言いくるめられているとしか思えません。


愛情

 イネイブラーに、「あなたはなぜ家族の機嫌を取ったり、心配したり、手助けをしたり、世話をやいたりするのですか」と尋ねると、彼らは一様に驚いた顔をします。彼らにとって、それはあまりにも当たり前のことなので、自分とはちがう考え方の人がいるなどとは想像もつかないのです。その質問自体が屈辱です。愛ゆえに彼らは人に尽くします。自分を、「必要としている」人のためなら、どんなことでもするでしょう。イネイブラーは強力な防護壁を造り、愛する人を覆ってしまいます。相手が息苦しくなっているとも知らずに。愛さえ、ネガティブね面があります。

 私の同僚のヘレンには32歳になる魅力的な娘がいます。ジェニーという名で、ヘレンと一緒に暮らしています。ジェニーはヘレンの生きがいです。二人の仲のよさを見ると、彼女が自分の娘をどんなに愛しているか、誰の目にもよくわかります。ヘレンは良く娘を旅行に連れ出し、服や贅沢なものを買い与え、出来る限りの方法で自分の愛を示します。
 ヘレンはとても幸せな人です。ジェニーの目には、かすかに絶望の影があります。彼女は、ママの大切な人形なのです。母親の善意と献身を一心に負わされているゆえに、彼女は母親から離れることが出来なくなっています。娘の絶望感に気付いていないヘレンを見ていると、本当の愛の姿とはいったい何なのかと考えてしまいます。ヘレンは、どんなものでも娘に与えることでしょうー自由と独立以外のものなら。

                ◇

 イネイブラーは自分の価値を感じるために、常に美徳あふれる人格者であらねばなりません。そのためには色々な形の犠牲が必要です。シンプルで当たり前の付き合い方では満足が得られないのです。自分の欲求は抑えるか、あるいは無視しなくてはなりません。対等な立場で人と交流し、理解し合っていくという誠実な道をとらないで、怒りも飲み込んでしまわなくてはなりません。もしイネイブラーが依存者に虐待されているとしたら、自分で行動を起こさない限り、その屈辱感と傷が絡み合い、痛み続けることでしょう。
 殉教者、犠牲者、そしてスーパーヒーローー信じられないでしょうが、これらが混在しているのがイネイブラーの姿です。私たちの続けているゲームは、勝者のいないゲームなのです。













家族の病気<

1 イネイブリング
 〈依存症者が薬物を続けるのを可能にする手助け〉
薬物を捨てたり隠したりする     薬物探索行動に、より拍車をかける
手に入れようと、必死になる
本人に説教をする          恨みにしかならない
尻拭いをする            借金などの肩代わりをする
脅しに屈する            脅しに一度でも屈すると、何度でも
                    同じことをする
実行できない約束をする       本人はタカをくくって、何の効き目も
                    なくなる

2 共依存
 〈イネイブリングする側とされる側との関係〉
 人に自分を頼らせることで相手をコントロールしようとする人と、人に頼ることでその人のコントロールしようとする人との間に成立するような嗜癖的二者関係。

家族には、依存写本人を治すことは出来ない
家族には、依存写本人をコントロールすることは出来ない。
依存者本人を助けることではなく、支えとなることである。
過去を後悔するのではなく、これからどうするかである。
恐れではなく、愛情である。

3 三つの「もしも」

  「もし〜だったら」  → 過去に対する言い訳
  「もし〜ならば」   → 現在に対する言い訳
  「もし〜なったら」  → 未来に対する言い訳
             ←

   「 今、ここでどうするか」につながらない考え方








家族の再構築(第一段階から)

 a薬物乱用・依存者を持つ家族の特徴

1 自分の意見がもてない     人の意見に振り回される
                 知識のない人に聞いて回る
自分では何も決められない

2 認知がゆがみやすい      現実をありのままにとらえることができない                 根拠のない希望にしがみつく 生じている問題を軽く考えたがる

3 自信を失いやすい       不安感に振り回される
                 絶望的になる
                 自責的になる

4 怒りの感情にとらわれやすい  怒りの対象を探して回る

 b本人の心理と家族の心理

   本人の心理                   家族の心理

自分に起こっていることを認められない  本人にこっている問題から目をそらす
 「いちだってやめられるんだ」 「この人(子)にかぎってそんな」
「みんなやってるんだから」       「友だちが悪い」  
                 否 認
「俺の勝手だろう」 「仕事(学校)に言ってるから
                      大丈夫」
「まいにちやってるわけじゃない」 「そのうちやめるだろう」
「薬以外は問題ない」

いつの間にかやめられなくなっている   色々な問題が生じて家族の中に問題が                     生じていることを認めざるを得なく                     なると怒りの感情が生じる
「うるさいんだよ」          「こんな子に育てた覚えない」
怒 り
「お前らが悪いんだ」 「あなたがしっかりしないから」
「分かってたまるか」 「いいかげんにしなさい」


使い続けるために問題行動を なだめたり、すかしたり、脅したりし取引材料にする て本人をコントロールしようとする
 「もう一回だけでやめるから」     「これで最後にしてちょうだい
 「車を買ってくれるならやめる」 「クスリさえ止めてくれたら何でも
                取り引き 買ってやる」
 「一人とり暮らしさせてくれ」 「やめないなら家から出て行きなさい」
 「もう絶対にしないから」 「お母さんのためにやめて」
 「そんなに言うならやめてやるよ」 「警察にきてもらうぞ」
 「ぶっ殺すぞ」 「もう一回だけチャンスをやろう」

薬なしでは何もできなくなる       本人のコントロールがうまくいかず、
  自責的になったり本人を無視したりす
                    る
 「どうせやめられない」        「私が不甲斐ないからこうなった」 
「やめてどうなる」 「どうして私がこんな目に逢うの」
落ち込み
 「おれはダメな奴だ」         「もうどうしていいのかわからない」
 「死んでしまいたい」         「もうどうしていいのか分からない」
 「誰も助けてくれない」        「この人(子)殺して、私の死のう」
薬物依存に対して無力を認める      本人のコントロールへの敗北を認めた                    ところから回復が始まる
 「薬の力には勝てない」        「この人(子)は病気だったんだ」
                    「やめたくてもやめられなかったんだ」
                 受 容   
 「自分の力だけではどうにもならない」 「一番苦しいのはこの人(子)だった                     んだ」
「私も病気だったんだ」


                回復のルールへ










親の課題、本人の課題 -
ー愛(信頼)あるコミュニケーションのためにー

〈今日のテーマ〉”愛”をコミュニケーションという視点から考えてみましょう。

Q誰の課題か考えてみましょう。
  本人がダルクに行かない。
  本人が偏食するので心配である。
  本人に友だちができない。
  よい場所(ダルクやNA)があるので、本人に行かせたいと思う。
  本人が「ダルクになんかいられない。親からも強く責任者に伝えてほしい」   と電話で言ってきた。
  本人に整理整頓の習慣をつけさせたい。
  本人が無駄遣いをして困る。
  本人の仕事が長続きしない。
  自分の思い通りに行かないと、暴力や暴言を吐く。
  夫婦で外出するため、本人に留守番を頼んだ。
  洋服や格好ばかりに時間と金をかけている。
  親亡き後のことを思うと、心配でたまらない。
  本人はスリップばかりしている。
  入院している本人が、面会に来るよう度々訴える。
  本人が自立して生活できるようになって欲しい。
  異性の後ばっかり追っている。
  本人の部屋がシンナー臭い。
  本人の借金返済の請求が度々ある。
  いつかは本人と再び暮らしたいと考えている。


○事例1
本人がお金を要求してきました。
  本人:「一万円くれよ」(共同の課題にして欲しいという依頼)
  母 :「ごめんなね、今月は家計が苦しいの」(共同の課題にすることを断る)
  本人:「俺がどうなってもいいんだな」(共同の課題にして欲しいとの表明)
  母 :「出してあげたいんだけど、どうしても今はないの。お給料日まで待っ     てもらえないかな」(共同の課題として取り上げるための条件提示)
  本人:「・・・仕方ないな。給料日になったら、きっとくれるんだろうな」
  母 :「考えてみるわ。でも、その時にならないとわからないわよ」(共同の課     題として取り上げたが、本人の要求そのままのむ必要はない)
本人:「手強いクソババアだな」
  母 :「ありがとう。私の能力を認めてくれて」


1 本人の課題って?
本人の行為の結果が、本人自身にふりかかり、親にはふりかからないとき、そ  れを「本人の課題」と言います。
 (例)学業、通院・通所、交友、生活習慣(家庭内)、家庭内での諸行動、性格、  等々
2 親の課題って?
親の行為の結果が親だけにふりかかり、本人にはふりかからないとき、それを 「親の課題」と言います。
 (例)夫婦関係、経済的問題、親の期待、親の性格、交友、嫁姑関係 等々

3 本人の課題に口を出す4つの弊害?
   本人が自分の力で問題を解決する能力を伸ばせなくなり、自信を失う。
   本人が依存的になって、責任を親に押し付けようとする。
   本人が感情的に傷つけられ反抗的になる。
   親が忙しくなる。

4 どんな場合に共同の課題になるのか?
 1)本来、本人の課題であるものを共同の課題にする場合。
   本人が親に自分の課題について相談したり、依頼してきた場合。
   本人の行為の結果、親が具体的な迷惑をこうむった場合。
 2)本来、親の課題であるものを共同の課題にする場合。
   親から本人に対し相談し、依頼した場合。
   親の行為の結果、本人が具体的な迷惑をこうむった場合。

5 共同の課題にするにはどうすればよいか(共同の課題に対する手続き)?
   言葉に出して、相談、依頼する。
   共同の課題にするかどうか意見交換する。
   共通の課題として取り上げれば、協力して解決策を探す。

6 共同の課題としたあとの対応?
   なるべく放っておかないでそうだんにのる。
   親が解決しない。
   共同で行う。
   感情的にならず理性的に話し合う。





   
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