手を伸ばせば･･････

試合が終わってから、何だかふわふわしてしまって、
仕事中でも、そして今でもなんて言葉が相応しいのか、解らないままでいます。

予選突破は出来た、ベスト8になった、これまでの日本では見た事もない戦法でトライを連発して全勝した、怪我をしても骨折しても最後まで諦めなかった。

4年前なら勝っていたはずの南アフリカを本気にさせた、しかもそんな南アフリカは、もう決勝でオールブラックスと戦う事も想定している。

そんな相手に前半わずか一桁台の点差で追い詰めるまでの試合を展開した、
試合後、
「読んでいた通りの展開にはなったが、それを上回って思い通りの試合を日本は封じてきた。誤算があるとすれば、選手や観客の素晴らしいガッツに圧されてしまった」
世界一、ニを争う一角にこんな賞賛を受けるほど日本のラグビーは進化した。

絶対的キャプテン、笑わない男、二度の手術から生還した男、小さな巨人、医者を目指していた男、快速バックス、松本人志らしき男、最年長リーダー、

個性派揃いの侍達に、きっと、平尾誠二さんも喜んでいたはず。

しかし、一発勝負の試合とは得てしてこんな虚無感も呼んでしまうものなんですね。

興味がないという人もいるようですが、全然、それもありだと思っています。
野球バカの私ですら今では、ラグビーに悔しさを感じている所ですから、
悔しさを覚えるという事は、それだけもう好きになっている証拠なんだと思っています。

あと一歩･･････
本当にあと一歩が足りなかった･･････。

ベスト8を喜んでいるだけじゃ、ダメなんです。
手を伸ばせば届く、そんな力があると知った今、
リーチが言うように、ここからまた、強さを継続させて進化しなければいけない。

そしてその時こそ、みんなで手を挙げて喜びましょうよ。

トップリーグは続きます。
世界大会のある4年後のフランスに、希望を。

選手の皆さん、ひとまず、お疲れ様でした。


リーチ主将「強い代表の継続が大事」大会総括会見
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