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2020年02月13日21:12

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バレンタインデーの思い出

私が独身時代に務めていた病院に歳は30代前半だったかな?胸部外科の医師がいた。(O先生)
患者さんにも看護師にも慕われる人気の医師であった。

患者さんへの病状説明が殊更上手くて、簡潔明瞭でありながら、相手の気持ちを組み取る温かさも感じられ、良く看護師はその場に同席することも多かったが、一緒に聞いていて思わず「ウンウン」とうなづきながら話しに吸い込まれてしまうのである。
また声のトーンに心地好い響きと艶があって、これまた心が奪われてしまう天性の声の持ち主。

医師には悪筆の方が結構いて、カルテのオーダーが何???間違えたら大変なことになるので、その度にオーダーした医師に電話で確認することも多く手間であった。
しかし、彼に限っては惚れ惚れする字なのである。大きめで筆圧も強く丁寧な文字。
今は電子カルテの時代になり、オーダーがわからない悩みは解消したが。

手術が終わると医師は病棟に来て診察や記録をするが手術着の上に白衣を着ていることが多い。手術着の胸元はV字型になっているため医師の胸元が結構あらわになる。

この時、私はO先生の胸元に何気なく目が行ってしまい見てしまったのだ「胸毛」
うわぁー!セクシー!白衣で仕事をしている看護師がこんな気持ちになるのは、少々不謹慎だったかもしれないが。
私が胸毛フェチであることを自覚する。
良く考えると夫にも胸毛があったから、結婚した様な気もする(笑)

バレンタインデーが近くなったある朝のミーティングで師長が「先生方にチョコレートさしあげますから、皆さんそれぞれメッセージカードもつけて下さいね。個人的にあげてもいいですが、まとめてあげたい人は○日までに私に届けて下さい」。

私はメッセージカードに「○○先生の胸毛!素敵でした」とだけ書いてチョコレートと一緒に師長に渡しておいた。

それから数日後、私のチョコとカードを受け取ったO先生は、これは誰?と何度も師長に聞いていたとのこと。
師長は「さあ〜誰ですかね」と、とぼけてくれたそうだ。

O先生は某テレビ局の医療場面の監修も務め、良く芸能界の裏話も聞かせてくれ私達を楽しませてくれた。

残念ながらその後、O医師は院内一の美人耳鼻科医と結婚した。
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