mixiユーザー(id:67148900)

2019年11月24日15:23

269 view

すごーい、こんなにたくさんのバナナ頬張れない❤

 随分前、コメント欄にカッコつけて「書くネタがなくなったから。もう全て出してスッキリしちゃっだがらぁ。俺、もう帰るぞ。え?今度いつ会えるかって?うるせーな、やりたい時にこっちから連絡すっがら!!」みたいなウザいアピールをしてすみませんでした。

 今日xvideo閲覧中に男優の尻のシーンでいってしまい、ガチしょんぼり沈殿丸状態の時に、突然親父に関するくだらない話をようやく思い出しました。それではどうぞ。




 幼稚園の時、父兄種目というのがあったんですね。その中にバナナをくわえて走るというコミカルな競技があったのですが、例にもれなく親父も参加。その意気込みはすごく、狙うはバナナのみという心持ち。怪しい気体をビニール袋に入れて吸ってんじゃねえか的ないっちゃってる目つきをしていました。

 さて、親父がスタートすると、カルカン・・・いや、バナナに向かって「猫、まっしぐら」の体で全力疾走し、ゴールしたらバナナを凄い勢いで頬張りながら、また列に速攻で並ぶという、絶食したゴリラもびっくりな行動を繰り返していました。これには観客はワーハーワーハー大笑い、母親超激おこですよ。


 あまりにもそれを繰り返したために、ついには職員が親父に「もう並ばないでください」と懇願する始末。戻ってきた親父の言い訳としては「オラが小さい頃はバナナは高級品だっただ」とのこと。 まるで悪びれてないその堂々とした態度には大沢親分もあっぱれしか言わざるを得ない。






この時からです、ウチの親父が気狂いじゃないかと初めて疑ったのは。







 
 さらに、その次に父兄による綱引きがあったのですが、入場する時興奮冷めやらぬ親父が「エッホエッホ!」と腰に手を当てながら掛け声をかけて走ってた。先ほどのバナナ競技のゴリラっぷりと見事にリンクしていましたが、残念なのは親父がその点に気づいていないという一点に尽きます。




 さて、競技開始直前、何としても勝ちたい親父は最後方に立ち、縄を自分の腹に巻きつけ、仁王立ちしていました。まるで頭が皮膚病に侵され、壇ノ浦の戦いに決死の覚悟で臨む、平家の落ち武者ゴリラのようでした。もし那須与一が現代に生き返ったら狂ったように矢をつがえて次々に放つ勢いですよ。その佇まいが異様すぎて幼稚園児が泣き出すほど。不審者オーラがハンパない。




 競技開始時、相手チームがものすごい勢いで綱を引っ張ったらしく、踏ん張った親父はからくり人形のように頭を前後に高速で揺らし始めるという、デスメタルバンドのボーカルみたいな佇まいになっており、これを見た幼稚園児がまた泣き出す始末。





 さらに引っ張られていくうちに円を描くように頭をぐるぐる回し始めてた。まるでアンタ、歌舞伎役者の見栄きりのような構図ですよ。親父のハゲ散らかした髪の毛が右に行ったり、左に行ったり、前に行ったり、後ろに行ったり、そりゃもう大騒ぎ。擬音をあてるなら「ファッサ、バッサ」みたいな感じ。観客の目は親父の髪の毛の行方にもう釘付けです。

 


 とうとうおかしくなったのか・・・いや、元々イカれてるんですけど、引っ張られすぎてこらえきれなくなったのか、ついにうめき声まで出し始めました。
「ゥゥゥゥガァオー、ゥガァオー」という発情期真っ盛りのジャガーのような声が聞こえてきました。これには、親父の前で縄を引っ張っていたお父さん達もたまらず「ガハハ、もう勘弁してくれ」みたいな感じで爆笑してほとんどの人が縄を離してた。ついに力尽きた親父は悪代官に着物の帯を脱がされる町娘みたいにクルクルすごい勢いで回転してました。

 








 この時からです、ウチの親父がモノホンの気狂いだと実感したのは。







 そして親父は幼稚園、小学校においても要注意人物としてマークされることになっていくのでした。


4 5

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する