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日記一覧

紅い傘
2020年12月31日18:06

紅い傘穴が開いているし 雨の日の役に立たないけれど死んでいるわけじゃないんだよ空へずっと 遠のいてゆく蒼い 蒼い雲を 摑まえたくて摑まえなくちゃ だってあれが 俺の心だから摑まえなくちゃ 死んでしまう から追いかけてਈ

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檸檬
2020年12月31日07:02

檸檬を見つめていたら、檸檬の貌が三椏渚男(みつまたなぎさお)の顔になった。三椏渚男は私の恋人友永結衣をヴァレンタイン・デーの日に略奪して行ったかつての親友である。悔しいので齧り倒してやろうと大きな口を開けたら、「やめて!」と小さな声がした。よ

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こどものころのこと
2020年12月29日02:14

こどものころのこと生まれたときぼくは いもむしみたいにかわいかったと母は言った母がそんなことを言った真意はわからなかったこどものころ いもむしが好きなぼくはそいつをつかまえてはてのひらに ころがしてあそんだおさなき日のぼくはけむしとも仲がよ

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凍て蝶
2020年12月27日07:42

凍て蝶日だまりに いきている冬の てふてふは俺の居場所に 来たいのかひらりと 陽射しにのっては木枯しにながされるこの はりさけそうな いのちをどうすれば いいのだろう俳句のせかいで〈凍て蝶〉と呼ばれる この生きものこの魂(こころ)だけででき

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恋におちたてふてふ
2020年12月27日06:03

恋におちたてふてふふしぎな てふてふが樹々のあわいを舞っているゆたかな木洩れ日に 護られた真夏のような 陽射しなのだてふてふの すがたを眼で追いつづけるのは 骨が折れるので俺は花を一輪手折りてふてふの方へ 向けた純真無垢なてふてふは花の周り

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ひと
2020年12月26日02:10

ひと手を みつめた湯に浸かり 手を見つめた手というものは 考える前から自在に動く手を 見つめていると気分が 変になりだした自分とは 無関係のものに 見えてくるのだ俺という生きものは 何なのだろうこれが〈にんげん〉というものなのだろうかだとす

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ポールがAbbey RoadのB面でやりたかったこと。それはジョンがホワイト・アルバムで行ったHappiness Is a Warm Gunの再現だったんじゃないかと思っている。いろんな曲のエッセンスを融合し、壮大な組曲に仕立て上げること。その根底にはジョンへのライヴァル意

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亜湖という女
2020年12月24日03:40

亜湖という女これはそもそも いまのご時世の話じゃないそいつをまず 断っておく必要があるその頃 俺は酒好きで毎晩のように 深酒をした夕べのことを全く覚えておらずどうやって帰ったかも記憶にない そういうことがたびたびあったそれを前提に 以下の話

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ふゆなの に
2020年12月23日08:41

ふゆなの にふゆなの に いま花屋を囲むように 蕣(あさがお)が咲いている零れ種が芽ぐみ 蔓になって伸びたあの夏の 元気な蕣がぽかり ぽかり と 未だ 咲いているふゆだというのに たたかうのかおまえにとって〈生きる〉とはそれか それほどのこ

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風邪をひいたのは
2020年12月23日05:25

風邪をひいたのは雨の 遠見に通りすぎてゆく 焦燥階級たち彼らは常日頃から交通法規をないがしろにし赤信号をわたっているドップラー効果が加速する かれら暴言階級たち の 声をさらってゆく雨は 天使だし 魔にもなるカフェでみるとなかなかいい けし

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石の仏
2020年12月19日05:06

石の仏まあるい 間ができて日だまりになみだが 池をつくったという 嘘の言い伝えが あるなみだは 血液からうまれるまあるの 間は白隠上人の 掛け軸にあるが実は 日だまりなんかじゃないここは昔 戦場で多くの百姓兵が 折り重なって死んだ誰も涙なん

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浜辺のぬれた砂
2020年12月17日12:03

浜辺のぬれた砂浜辺のぬれた砂に傷をのこしやどかりが すさってゆくあたりは すっかり夕やけてかなしいくらいさざなみどうすれば いいのだろう移ろうのはいたずらに 月やどかりは すさってゆく錆びてゆく 夕月に深む 大蒼穹(おおぞら)指田悠志

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脚本:岡田惠和、演出:月川翔による、6話完結のドラマである。主演:有村架純、坂口健太郎。ちょっと前になるが、ぼくは、岡田惠和脚本の映画「いちごの唄」を観た。それと最近、月川翔監督の「きみの膵臓をたべたい」を再び見る機会があった。最初観た時は

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かかしとふとん
2020年12月13日02:24

かかしとふとんのっぽりとひなたぼっこの めのまえになぜか かかしがねころんでいるそこは かりおえたからっぽの たんぼなのだがねころんだ かかしはそこにつったっている かかしにみちを ゆずっているだが かかしというものはなんであれ あるけない

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しんじつの家族愛とは何かを、深く考えさせられる映画である。本作に出てくる牴搬沖瓩琉貎涌貎佑蓮△海硫搬欧梁召涼とも血がつながっていない。なのに全編にあふれんばかりの家族愛がみなぎっている。観客はそこに胸を打たれるのである。原案・脚本・監督:

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そもそもが僕は、「撮休」という言葉を知らなかった。何でもスケジュールにあった映画やドラマの撮影に支障が生じて、キャンセル(あるいは延期)になったために俳優に与えられる臨時の休日のことだという。前々から決まっているオフとは異なるようだ。それゆ

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風のしっぽ
2020年12月06日12:00

風のしっぽ公園で 指さきがつまむ風の しっぽたんぽぽを ころしてしまったのは僕の スニーカーなのです木洩れ日の下の 思春期樹に ふれかね 枝にふれかね狂わずに 生きさらした あなた と生きられずに 狂ってしまった 僕不用意にしか 詠えぬ 僕

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せんそう
2020年12月05日08:21

せんそうひとを殺すのは 重い罪ですひとを殺しては なりませんそう そのように 学校の先生は教えてくださいましたけれども戦争が起きたら 戦場に行きひととひととは 殺し合うのですひとを殺すのは 重い罪ですひとを殺しては なりません学校の先生の声

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嘘つきのんちゃん
2020年12月05日05:22

嘘つきのんちゃん近ごろ こどもの頃のことを思い出すたとえば ある日のことだ保母が チョウチョウウオの写真を見せ 熱帯魚の話をしたこんなきれいな魚は見たことがなくて びっくりだった保母は 次にムラサキウニの写真を見せたそして園児に言った「ウニ

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独白
2020年12月02日16:51

独白日が昇って咳をした雲がはぐれて呟いた   *風が吹き眠った日が暮れて珈琲をすすった   *星が流れ嗚咽した胸が苦しく月が満ちていった   *自分のためにひとを援けひとの為にひとを叱った   *意味のない ことをした意味のある 人生をつぶ

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読書好きでないぼくにとって初めてのヘルマン・ヘッセ。神学校へ行くほどの超エリートが、学校を退学し、職工に身を落とし、あげくに溺死という小説だが、結局負け犬のまま生涯を終わるという展開には、抵抗を感ずる。せめて職工として一人前になるまでは描い

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未知
2020年12月02日02:40

未知ゆらゆら とゆれている日だまり に自ずからひょっこり と生れいずる君よ君の 笑顔がうつくしいそのことだけをおれは 知っているおれは 笑顔に応える かわりに    君の名を呼んだいたずらに日だまり を 感ずるこの場所で君は 笑って応えない

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