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日記一覧

第五話「ふた(横浜聡子演出)」実は企画の段階から「おおっ」と思い、期待していたのが、この横浜聡子の作であった。この話、要は「瓶詰のジャムの蓋が開かない」というだけの話である。これだけをタネに一本撮ってしまうんだから、やる方もやる方である。最

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春風オリムピック
2020年11月30日04:34

春風オリムピック水のおこる場所に立つ風はひかりを孕みおっかないような仁王の貌のよこをかすめて森羅万象の耳もとを行くときどき雲を押し上げたり雨になったりする が何者でもないしどんなものでもある何でもあり の 世界だおれの言おうとしていることが

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眼球1945年8月6日
2020年11月26日04:37

眼球1945年8月6日1945年8月6日8時15分 広島を8月9日11時2分 長崎を 魔の閃光が襲った24万人の魂が 刹那の焔に燃え尽きていったうつし世でほんものの猖皚瓩鮓てしまった彼らは天国へ行くこともできず一つ一つのそれぞれの眼が一個の太陽

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月夜の坂
2020年11月26日03:43

月夜の坂中原中也のような月夜の坂を噛みつくようにのぼったそこには 何もなくただ「教会」と書かれたビラが夜風に逆らって飛んできた自分のこんなに淋しいわけを米つぶなんぞ拾うたびに噛みしめた中原中也のような月夜の坂が風に逆らう旗のように光っていた

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不純度100パーセントの感傷帚(ほうき)を逆さまにして 部屋のすみに立たせてある文化の日はとうに過ぎた今年は 父が死んだ 母との 音信も途絶えた来週は十二月だ淋しくなって 珈琲を淹れた濃いめに淹れたのを啜ったら街をそぼ降る涙のなかを歩んでいたず

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第三話「人間ドック(是枝裕和演出)」是枝監督のひとかたならぬ演出力の片鱗を思い知らされた一作であった。有村架純が人間ドックを受ける話である。自分の知らない自分のからだの中。そんなもの、赤の他人たち(検査員や看護師たち)に見られたくもないこと

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狂った時計のこと
2020年11月24日06:01

狂った時計のこと僕は電波時計を 〈時計〉だと思っていない時計は 狂うものだ狂わない時計など 時計じゃないぼくの懐中時計は いつも狂っている正確な時を刻まないそして それが僕の人生のサイクルになっている他のひととは大きく違えた僕の人生に 狂っ

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吹きぬくる秋風閉鎖病棟へ中七の途中「秋風」で意味が切れます。中七とは、俳句の五・七・五の七の部分。棟内を吹きぬける秋風が閉鎖病棟へ吹きぬけてゆくの意。暗に閉鎖病棟への入院を示しています。この句、仮に「北風」や「木枯し」だと、ぴったりくるよう

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眼球1945年8月6日1945年8月6日8時15分 広島を魔の閃光が襲った14万の魂が28万個の眼球と化したあの日から75年が経った2020年天国へ行くことも 地獄へ堕ちることもできずうつし世でほんものの猖皚瓩鮓てしまった14万人の〈魂の眼〉たち見

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読書
2020年11月23日00:47

いま、読書にハマっています。10冊の本を、一度に10ページずつ読んでいます。頭が混乱するかと思ったのですが、意外とそうはならず、するすると物語が、頭の中に入ってきます。頭の回転が良くなるようです。読んでいる本は種々雑多。挙げますと、ヘルマン・ヘ

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2020年11月22日00:21

泉両手で口を覆いかくしきみの目は悦びのいろを湛えていた僕のことを見ているわけではないだろうと思ったけれどもしかしたら そうかも知れなかった恋 そう呼べるのなら言っていた哀しすぎるのは きみに僕の詩集を渡したことだお返しにきみは クッキーを焼

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小石
2020年11月18日05:33

小石石の祠の まえにちょこなんと 重(つく)ねてある磧の小石が ふたつお墓のように つくねてある思うのは こどもの頃のこと生まれぬまま 死んだ兄のことつくねられた 小石はこどものいたずらかも知れないけれども ぼくはしゃがんで 手を合わせたそこ

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たぬちゃんのゆめ
2020年11月18日02:42

たぬちゃんのゆめたぬちゃんがねているよしねさんちの ひだまりにたぬちゃんの ゆめはおひさまの いろきょうこが あいしてくれた いろたぬちゃんは かごのなかできょうこの ひだまりのゆめを みているいっぱい あそんだからいっぱい くたびれたごは

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第一話「ただいまの後に(是枝裕和演出)」前半はパッとしないなと思っていたが、後半にかけて是枝らしい、色濃い家族のドラマになっていた。是枝裕和と言えば、即興演出。役者に自由に演じさせ、ハプニングまで劇の一部にしてしまう名人だが、アドリブが苦手

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吉田羊と仲野太賀。このふたりの力演が何より光る映画である。人望が厚く、カリスマ的魅力で、人の上に立つ存在だった母(吉田羊)。彼女のいちばんの信者が息子、タイジ(仲野太賀・こども時代:小山春朋)だった。母には欠点があった。反論されるとムキにな

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関西弁の詩
2020年11月13日04:38

むかし関西弁の詩を作りました(関西の方、ごめんなさい)。題はありません。何しくしく泣いてるんや泣いてる暇があんならお母ちゃんに噛みついたらええやないか頭に来たらちゃぶ台ひっくり返すくらいのことがでけへんのかあんたにはそういう心意気っちゅうも

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こがらしのうた
2020年11月12日06:03

こがらしのうた遠い声は こがらしの声いちばん星の 声泣いている 少女と   柿の紅葉と   みなしご猫の 親さがす声なあん なあん  なご なあん指田悠志

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はつ冬のうた
2020年11月12日05:05

はつ冬のうたひねもす響く 光のおと空のピアノ うつし世の始まりぬくもりを下さい お母さんさよならを 笑顔で言うために。指田悠志

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地獄
2020年11月09日06:16

地獄木洩れ日がきらめいて小鳥たちのさざめくような声があるここは地獄だというぼくが悪い人間だと言うのはわかっている地獄へ堕ちるのは仕方がないだが 太陽が輝きかなたに美しい海が見え樹々はさまざまな生きものを宿しているこれが地獄だとは思えないぼく

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Jimi Hendrix
2020年11月01日16:59

ジミ・ヘンとスティーヴィー・レイ・ヴォーンの違いに気がついた。決定的な差。確かにレイ・ヴォーンはテクニック的にはジミ・ヘンより優れているが、ジミ・ヘンが持っていた「新しい音楽を作るんだ。音楽に革命を起こすんだ」という気概が感じられない。ジミ

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