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2020年01月16日21:39

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チャンネルはそのまま!(第4話ストーリィ書いちゃった!)

第四話。
石狩沖でベトナム船籍の貨物船が座礁した。誰か現場へやらねばならないが、本来は頼れる山根をやりたいけれど、なぜか山根の席は空席になっている。そのとき暇だったのは雪丸だけ(ドーナツをほおばりながら、電卓でのろのろレシートの整理をやっている)。雪丸!おまえが行け!乗務員のON(インタビューを行うこと)必ず取ってこい! はい?デスク!(と、ドーナツを食べていいものか迷っている)ドーナツもいいからもってけ! はい! と、ところで私、どこへ行けば? 石狩浜だ! はい! あとで詳しくメールするから。
空っぽの山根の机。報道部から彼が消えてしまったのはひどい痛手だ。10日前。例のひぐまテレビのすっぱ抜きのスクープ報道があり、蒲原代表が帳簿を持って姿を消した。よって不正流用の目的、金額などの事件の全貌は不明のままだ。その夜、デスクはまず駆けつけた山根に、事実確認に行かせるが、そこでひぐまテレビの女性報道記者に、例の特集の皮肉を聞かされる。彼のようなエリートは切れ味は鋭いが、一旦逆境にたつと耐えられず、ぽっきり折れてしまうようなもろい一面があるものだ。人事異動が報道部長からあった。山根。おまえは情報部に異動になった。今度の一件とは無関係だ(そうは言うが、そんなものは表向きの言い訳に過ぎないことは、全体を俯瞰すれば誰にでも明らかなことだ)。報道部長は目をそらした。山根の目を見られないことが、この異動の真相を白状しているようなものだということは、一目瞭然のことだと言っていいようだ。
TVモニター。座礁船の報道であわや放送事故もののリポートをしている雪丸。バラエティー向きだとみんなが言っている(この猜送事故瓩視聴率急上昇の原因になっていることを局の誰も気づいていない。早く気づけ!と言いたいが、それでも時流は少しずつ雪丸に追い風を吹かせているような、雲行きを感ずる)。
それにしても山根の異動先が情報部でよかった。なぜならそこには小倉部長がいるからだ。彼の洞察力は局内随一。山根にもう一度活躍の舞台づくりをしてくれるんじゃないか。そんな雰囲気を持った人物。なにかやらかしてくれそうな気がしてならない。
ひぐまテレビの☆テレビへの妨害工作が始まった。まずはキラキラ情報局つぶし。収納ドクターを☆テレビが登場させれば、ひぐまテレビはイケメンの収納キングを登場させる。真似だが、予算が多い分、ひぐまの方が見応えがあり、結果、視聴率競争は☆テレビの惨敗。これだけに終らず、キラキラ情報局の出し物をすべてひぐまはかっさらい、高視聴率を見せつけた。ひぐまの役員会議。鬼の鹿取が言った。確かに平均視聴率はひぐまが圧倒。だが、毎分の数字になると話は別だ。ところどころで☆テレビが抜きんでた数字を記録している。こんなものを許すわけにはいかない。叩きつぶしてしまいましょ(鬼だ)。営業もイベントにおいてのアナウンス部もひぐまの妨害に遭っている。そのころ雪丸はチョーさんに引っ張られて道警に行くんだと張り切っている。報道もひぐまの妨害に遭っているはずだが、雪丸にはそんなものは蛙のつらにションベンのようなものらしい(バカは動じない)。小倉部長も動じない。視聴率対策?構うもんか!いいものを作れ!いいものさえ作っていれば数字はおのずとついてくる(そうですかねええ?)。
城ヶ崎編成局長がパワハラのように情報部長の小倉に圧力をかけた。どうしてこう、ひぐまと差がつくんだ。そうはおっしゃいますが、キラキラ情報局は限られた予算の中、分単位でときどきひぐまに大差をつけ突きぬけた視聴率を取っています。そんなまぐれに何を期待しているんだね。さて、ほんとうにまぐれでしょうか? 私には力強いグラフに見えますがね。ともかくだ。視聴率強化週間。ここで目標の8パーセントに届かなければ、キラキラ情報局は打ち切りにさせてもらう。そう決定的なことを言われた小倉部長は、部下への態度を翻した。何としても視聴率を取れ。何ですか急に。言うこと違ってますよ。仕方がないんだ。8パー取れなければ「キラキラ情報局」は打ち切りだ(いま当番組の平均視聴率は6・2パーセント。これに1・8パーセントの上乗せは、かなりの高いハードルだというのは、放送業界にいると、身に沁みて思い知らされるようだ)。
報道部デスクも悩んでいる。情報部だけではない。すべての放送部門で8パー取れなければ打ち切りと言い渡されたのだ。いい考えがわかない。苦悶の果てにたどりついた猝案瓩蓮◆屮蕁璽瓮麁箪検廖(デスクは徹夜で考えたようだ。顔色が悪いし、少しやつれたか?)雪丸。報道部あげて、やるぞ!これだ! 雪丸の顔が一瞬にして輝きだした。デスクは何てものを雪丸に見せたのだ! こんなものやらすと、雪丸は地の果てまでラーメン求めてまっしぐらに行ってしまうぞ! それほど野放図な奴だというのは、デスクも承知しているはずなのに!
まずは!各ラーメン屋の食べる順番を巨匠に説明する雪丸。こういう食いしん坊ネタになると雪丸は狄紊鯑世慎瓩砲覆襦もう完全にフードファイター。これは大変なことになりそうな予感。するとそこへ情報部、スポーツ部、お天気コーナーも。全社挙げての「ラーメン大特集」! めでたい!めでたい!と喜んでいるのは雪丸だけ。視聴率奪還といってこの局が考えることってこの程度なのか……(札幌がラーメンの名所だからできたネタ。ぼくの地元静岡ではこうは行かない。第一旨いラーメン屋がこんなにない)。デスク。こうなったら報道はお店の数で勝負を賭けましょう。局内で競ってどうするんだ? いやいやデスク、私はまだ食べられます。おまえの胃袋を満たすために特集組んだんじゃないんだよ! そこへやってきたのがクローバー軒!の出前(うわっももクロ百田夏菜子だっ。芳根さんとは切っても切れない間柄であることは誰でも知っている!)。背脂とんこつ炙りトロチャーシュー葱増し味玉付おまたせ!っておまえまだ食べる気か! しかし、局内でみんなラーメン特集だったために、報道、スポーツ、情報、お天気各部門で情報や映像の共有など、協力関係が生まれ、特集の密度も深みも倍増。より強力なラーメン特集がものになっていった。これは取れる!視聴率が取れる! ☆テレビ社員はみな確かな手応えを感じていたが、実際数字(視聴率)も格段に上がった。報道部は8・6パーセント。キラキラ情報局も8・1パーセント。だが一日だけ視聴率が良くても仕方がない。次なる作戦を小倉部長が下した。つぎはデパ地下特集だ!
蝦夷屋デパートではいま、加賀百万石展をやっている。これを徹底的に取材する。そこへ来たのが雪丸。食いしん坊女王雪丸花子がこれを、指をくわえて見ているわけがない。こうしてはいられない。雪丸の肚(はら)は決まったようだ。
あの数字に気づく前に何としても☆テレビを完膚なきまでに叩きつぶせ!鹿取が知った狄字瓩箸浪燭世蹐Δ。どうやら視聴率だけでは済まない、恐るべき☆テレビの数字をリサーチしてしまったようだ。もちろん☆テレビの役員たちは誰も知らない。城ヶ崎編成局長をぐうの音も出なくなるほどねじ伏せる、☆テレビの犇欧襪戮数字瓩箸蓮 ドラマはいよいよ佳境に入ってきたようだ。☆テレビの牾肪篤畧禊櫺峪劼遼槊糧揮はこれからだ。バカでドジでおっちょこちょいだが、雪丸には局内の誰も持っていない破壊力がある。がんばれ雪丸!
だが情報部の「加賀百万石展特集」はひぐまとの2局中継、しかも放送時間はひぐまの方が始まるのが少し早いときた。どうする?特集やめるか? そこへ小倉部長。いや、やろう。きっと山根くんが何とかしてくれるさ(責任丸投げかよっ)。放送日。事前に営業の服部と打ち合わせをする山根。そこへ「来ちゃった」と雪丸。おまえ!そのエプロンは何だ!やる気モード全開じゃないかっ!「手伝うよ。何すればいい?」
紹介するエリアはひぐまと協定で、きっちり境界線が出来ていたが、鬼の鹿取がこのまま終わらすわけがない。協定を平然と破り、徐々にエリアの浸食をはじめるひぐま。結局☆テレビの取材する箇所はすべてひぐまに紹介されてしまった。ひぐまに抗議する服部だが「中継中なんでね」とひぐまの中継ディレクターに逆に凄まれる始末。途方に暮れる山根たち。
そのころ雪丸は各店舗のお手伝いをしながら、おこぼれにあずかり、好きなだけ試食させてもらっている。山根は横目で見ていたが「あいつ放送と無関係に各店の味をグルメして回ってやがる。何しに来たんだ」と思っていたもののこの期に及んでは、山根も自分たちの無力さを思い知らされている。これでは中継に入れない。スタジオではMCに話の引き延ばしを伝えるディレクター。それにも限界がある。時間もたない!早く中継に入ってと中継車からも指示がきた。そこへやってきたのが救いの神、小倉部長だ。みずから陣頭指揮をとりに来たのだ。やる予定の店が全部ひぐまとかぶってます。いいさ。予定変更だ。でもどうすれば。秘密兵器があるじゃないか。あそこに。部長が指さすさきに、雪丸がいた。雪丸は言う。サボってたわけじゃないよ。ちょっと休憩してただけ。雪丸、おまえどの店試食した? はい。このエリアは全部一通り見ました。鬼グルメだ。おそるべし雪丸。よし、おまえが行け。カメラは雪丸に従え。雪丸。お前の食べたいもの全部撮らせろ。他の部員は全店舗に挨拶して回れ。いつ雪丸とカメラが取材してもいいようにだ。いいな。
☆テレビの逆襲がはじまった。雪丸に案内されまず小倉部長が商品を調査。よければ順番に放送電波に乗せる。食いしん坊雪丸のメガネにかなった商品ばかりだから、内実ひぐまより中身の濃い放送になるはずだ(実際視聴率もここを境にうなぎのぼりに上昇していったことを、まだ☆テレビ局員もひぐまも知らない)。メインは板屋の「こもかぶり」。蜜にじっくりと浸けた大つぶの栗を菓子の衣でつつんだ、グルメなら見逃せない逸品。ここをラストに据えてあとは随時紹介してゆこう。山根は雪丸の味覚を信用していないようだが、小倉部長は雪丸の才覚を100パーセント信頼している。絶対面白い放送になる。その確信があるのだろう。力強い足取りで先導の雪丸のあとをついてゆく。まずは「栗むし羊羹」。雪丸は目ざとい。この羊羹。羊羹より栗の方が容積のほとんどを占めている。まさに名物の犒を味わうための羊羹瓠つぎは甘エビの押し寿司。プリップリの甘エビのシズル感の絶品ぶりを心ゆくまで味わってもらおうというのだ。そしてお寿司でお口がみずみずしくなったあとでいただくのが、銘菓中田屋の「うぐいす」。このお菓子。中にうぐいす豆がびっしり。この上品な甘さを味わってもらいましょう(しかし、先へ行けば行くほど、雪丸と小倉部長の息はまさにピッタリ。一心同体と言ってもいいくらいの以心伝心ぶりである)。と、ここでトラブル発生。ラストに紹介するはずだった、板屋の「こもかぶり」に完売御礼の札が下がっている。ひぐまの鬼の鹿取が手をまわしたのだ。くそう。おのれ!ひ・ぐ・ま・めーっ!許さない! そうつぶやくと雪丸は、ひぐまのディレクターに向かって拳を上げ突進していった。雪丸!暴力はいかん! 山根も服部も止めたが雪丸はとまらない。突っ込んでいった、と、思うや否や、急に方向がそれた。あれ? 雪丸は自分のとっておきを山根たちの前に持ってきたのだ。おい!これ!「こもかぶり」じゃないかっ!どうしたんだ? はい!店のお手伝いをしてさっきもらったんです。うちに帰って食べようと思ってたんですけど。止むを得ません。ただ、店の人が「これは食べてもいいんですけど、失敗作なので映されるのは困ります」。ここで山根が決断を迫られた。どうする? すみません。これ試食用に切ってもらえますか? CM明けの時間になった。そのとき驚くべき光景がTV画面に映っていた。雪丸のもらった「こもかぶり」を試食用に切られたものに、黒山の人だかりができていたのだ。これは映像として宣伝効果抜群。食いしん坊雪丸と食いしん坊小倉部長が手を伸ばし、絶叫する声も放送電波で流れてしまったが、この「放送事故」も却って宣伝効果を倍増させる手助けになったようだ。ここ。瞬間視聴率が北海道内でぶっちぎりのトップを記録。その頃、ひぐまテレビでは鬼の鹿取が「やられた!」と言わんばかりに歯ぎしりをしていた。☆テレビめーっ! ひぐまのリサーチでは、視聴率だけでなく、「キラキラ情報局」で紹介した商品の方が、売り上げが格段に伸びているという恐るべき結果となった。この数字に鬼の鹿取は戦慄したのだ。☆テレビもひぐまテレビも民放である以上、スポンサーからの資本収入で経営が成り立っている。視聴率で負けても☆テレビがスポンサーから潤沢な資金を取れれば、経営は順風満帆。何の不安要素もない。これはひぐまの敗北という外ないことになる。ただ一点、ひぐまに有利な要素があるとすれば、☆テレビ役員がこの狄字瓩傍い鼎い討い覆づ澄城ヶ崎編成局長の高飛車もそれゆえ成立しているのだ。そうでなければもう彼は枕を高くして眠ることも出来ないはずである。前にひぐまの鬼の鹿取が戦慄したのは、視聴率ではなく、「番組の反響率」だった。☆テレビの番組は視聴者への影響力でひぐまより勝っている。スポンサーにとってどっちがいいか。それは言わずとも明らかなことだ。
結果が出た。城ヶ崎は勝ち誇った態度でこの表を見せた。この視聴率表。平均では8パーセントに届かない結果だったが、これを見た社長が分単位の視聴率10・8パーセントに気づかぬはずはない。これは社長の判断にゆだねられているが。
数日後スタジオに全社員が集められ、社長が壇上にあがった。大切なお知らせがあります。16時から帯で放送中の「キラキラ情報局」を11月末日で終了いたします。加えて17時より放送中の「ニュースライドON」も終了となります。それを聞いてチョーさんが暴れだした。待ってください。報道は数字に問題なかったはずです。何で終わらせるんですか? それに対して、「話を最後までお聞きください」と社長。この2番組の終了に伴って、夕方に情報番組とニュースを合体させた、大型新番組をスタートさせます。それを聞いて城ヶ崎編成局長の顔からさーっと血の気が引いた。それは話が違う。それにリスクが大きすぎます。対して社長は「先日のラーメン特集は見応えがあった。全社一丸になって取り組んだ番組はこれほどにも、視聴者の心をつかむのだと言うことがよくわかった。この延長線上で番組作りができないか。私はそう考えたのです。編成局長は黙りなさい。決定権は私にあります」。社長の大英断。場内から歓声と拍手が巻き起こった。
大型新番組のスタッフが発表された。いちばんの長は小倉情報部長。山根や雪丸の名もあった。ミーティングの席上。山根の隣になぜか雪丸が例の変てこな顔をして坐っている。なんでこいつがいるんだ。局の命運をかけた番組だぞ。要らないだろ普通! 小倉部長が来た。新番組、ざっくり説明すればこうだ。え?なになに?タイトル「夕方ビッグバン」。と、放送枠に書き込んである。って、名前が決まっただけですか。そうだ。えええええ? でも情報と報道が合体したら、視聴率も合体ですね!と雪丸。6・2パーセント(情報)+7・1パーセント(報道)=13・3パーセント!スゲェ!って、雪丸。そういう頭の悪い計算するな。視聴率は足し算にはならないから! そうですかあああ? それにしても決まっているのは番組名と放送枠だけ。おまけに予算もろくに出ない。これでどうせいって言うんだ?思わず山根は頭を抱え、肘をテーブルに叩きつけた。あ、いまの。痛かったよね。痛いの痛いの飛んでけ! どう?痛いのとれた? このバカが加わって、ほんとうに視聴率のとれる番組なんて作れるのか?
その頃、ひぐまの鬼の鹿取はこの新番組対策をすでに打ち出していた。☆テレビより一週間早く、大型情報・報道番組をスタートさせる。その名も「絶対一番ワイド」。始まるのも15分早い。☆テレビつぶし作戦はまだ継続中なのだ。☆テレビの前途は多難だが、ぼくが思うに、雪丸と小倉部長がタッグを組めば多少の強力なライヴァルの出現があっても、たとえ荒波にもまれても、乗り越えられるはずだ。
その頃、どこに行ってしまったのか、スプラウトまいんどの蒲原代表は、真っ暗な部屋でスマホの画面を見つめていた。電話をかける表示になっていて、そこにある名前は雪丸花子。蒲原さんは雪丸に助けを求めているのだ。果たして蒲原代表はほんとうに悪事を働いていたんだろうか。事件の真相も全貌も藪の中だけに、ぼくはまだ蒲原さんがそんなことするはずがないという気持ちを捨てることができない。彼はひぐまテレビにはめられたんじゃないのだろうか。そんな可能性もあると思うのだ。ひぐまテレビは視聴率のためなら犯罪だって犯しかねない放送局だからだ。
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