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2020年01月16日15:38

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チャンネルはそのまま!(とりあえず第3話ストーリィ書いちゃった!)

第三話。
☆テレビのヘリコプターが山地を飛んでいる。紅葉の美しい札幌市郊外の豊平峡である。乗っているのは雪丸を始め巨匠と助手。つまりいつもの三人組だ。「豊平峡上空に来ています」と言うべきを噛んでしまい、「ほうへいひょう」と言ってしまう。何度やってもNGなので、巨匠はカンカン。やり直します。廻してください。「廻ってる!」それでも噛むので助手が実況の指導をはじめた。「ほう」「へい」「きょう」。「ほうへいきょう」。と、すらすら助手が指導しても、「ほう」「へい」「ひょう」。「ほうへいひょう」と言ってしまう雪丸。仕舞には完全にトチ狂ってしまい、「ごらんくださいこのじぇっけい。ほうへいひょうじょうきゅうにきています」などと中継する始末。そこへデスクから連絡。道東自動車道トマムインター付近でトレーラーが横転。周囲には魚が散乱。いいか雪丸。至急トマムインターへ向かえ! 対して雪丸は、「無理です!」。なぜだ! 実は申請書を出すとき見栄を張って体重5キロ、サバ読んでました! ヘリコプターは重いと燃費にもかかわります!私が乗っている限り、トマムに着く前に墜落してしまう!すみません私降ります!あのフカフカしたところでいいですから(あれは樹だ!フカフカなどしてない!)降ろしてください! あほか!おまえのサバ読みなど承知してるんだよ!5キロの誤差など想定範囲内だ!いいからさっさとトマムへ向かえ! ちょっと待って!その前に……トイレ行かせてください。バカモン!そのくらい我慢しろーっ! ひええええええ!
芳根京子の笑いのパワーのすさまじさは、芳根の出ない場面がすべて、シリアスドラマとして進行していることからもわかる。彼女の笑いは、猝し瓩里茲Δ文果もあり、これがドラマを救っていることは間違いない。(総監督は本広克行だが、彼は芳根の出演した映画「幕が上がる」の演出をやったひと。あれからもうだいぶ経つが、ちょっと見ないうちに芳根の演技力が飛躍的に向上したことを、驚きの目で見ているに違いないことは、はたから見ていても想像できる)
ジンギスカン「ふくろう亭」で、例のごとく同期会。雪丸はまだ街録の原稿書きに追われていて、来ていない。山根の特集は題材が揃い、あとは編集だけ。営業の服部が沈んでいる。担当の○○ストアでパンに縫い針混入事件の報道に、店からクレームをつけられ、謝罪に廻っているのだが、CM打ち切りをチラつかされ、平身低頭で謝ってきたところなのだ。服部がすべては報道のせいだと言ったら、山根が反論。場は険悪な雰囲気に。そこへ雪丸が駆けつけるが、遅すぎる登場であった。帰り支度を始める面々。北上は残っているが、お開き。何でええ?お肉こんなに残ってるのにいいい!(ご飯はみんなで食べた方がおいしいんだよっ!)
翌日の夜。主調整室(マスター)で、技術部新人、橘くんから昨夜のけんかについて話を聞く雪丸。橘はモニターを見たまま答える。雪丸はお姉さんのように、橘くん。話をするときは相手の目を見て話すのが鉄則。社会人の最低のルールでしょ? 対して橘は、仕事中なの。僕の仕事は四六時中モニターを凝視すること。雪丸の目なんか見てたら仕事にならないんだよ。ふうん。TV見てるだけでお給料がもらえるなんて、いい商売だね(それ両親にも言われたよ!)。ところで。これ何?食べていい? ダメ。朝のティータイム用のお菓子だから。9時37分になったらみんなで食べる伝統のしきたりだよ。ふうん。そうかああ。
と、翌日。ちゃっかりそのティータイムに顔を見せ、お菓子をいただく雪丸。なんでここにいるの? 技術部の先輩は、雪丸さんなら知ってるよ。ちょくちょく出てるからねえ。やらかしちゃってるし(放送事故を)。
その日。階段室で鉢合わせの山根と服部。たちまち険悪な雰囲気になるが、そこへ顔を見せた雪丸が、なになに?仲直り? 違う!(ぜんぜん空気読めてない!)同期会やるんでしょ?いつ? やらねーよ、バカ!
そして、服部は札幌ゴム本社へ。社の目玉商品「ホタテスパイク」という長靴を、CMにしましょうと勧誘に来たのだ。社長はあまり乗り気ではない。新聞広告だけで十分だよ。はあ。
ご飯はさ、みんなで食べた方がおいしいよね。すっかり技術部のティータイムの常連になってしまった雪丸が、浮かない顔で言う。同期会が出来なくなってしまったのが、残念でならないのだ(要はみんなでわいわい騒ぎながら、ジンギスカン鍋を食いしん坊したいだけなのだ)。この場で橘は、まだ見習い技術員であることを知らされる。え?そうなの? 一人前になるには試験に合格しないと。え?どんな? それはおいおい。
山根の特集が完成。晴れて放送の日を迎えた。あまりに感動的な内容に、もらい泣きの涙をひそかに拭うアナウンサー。デスクからも褒められ、報道部長も褒めていたと言われる山根。
市内のイベント「暮らしのエコフェア」で初日にリポートを担当することになった雪丸。まかせてください!(まかせていいのか?ほんとに?)
翌日。服部が札幌ゴムを訪ねると「昨日の報道特集。感動したなあ。勇気が湧いてきたよ」と社長。山根の特集だ。そうか。あいつもやるんだ。そう言えば社長。暮らしのエコフェアにホタテスパイク、出品なさるんですね。ビジネスチャンスですよ。思い切ってCMをやっては。またその話か。わかったよ。うちみたいな小さな会社に足を運んでくれる。君みたいな営業マンのいる放送局だものね。
☆テレビの階段室で顔を合わせた服部と雪丸。彼女が例のエコフェアのリポートをやると聞いて、色めき立つ服部。じゃあ、ホタテスパイクのリポートもやってくれないかな。何?ホタテを使った長靴?いいよ!リポートする商品たくさんあるから,その中の一つに混ぜてあげる! ありがとう雪丸!
だがデスクは、「ダメだ!」えっ何で? 「おまえはバカか!どこに報道的視点があるんだ。どこにもないじゃないか。そんなただの長靴、報道のタネにできるか!」じゃあ、雪かきシャベルと湯たんぽと3点セットで! それが何だ。報道的視点は? だってどれも冬物。ダメダメ。じゃあこれは? なになに?「ホタテの歴史とスパイクの歴史」?何を考えてる?これは歴史的視点だ?おまえ自分で言ってることわかっているのか? そう言われて覚悟を決めた雪丸。デスク!原稿を書きました! なに?どれどれ、「おいしいホタテが大変身!」って、小学生かっおまえはっ!「突然ですが雪丸クイズ」?なんだこれは。意味不明なことをやるな! だってエンターテインメント性を重視して! どこがエンターテインメントだ!
そんなこんなで再チェック再々チェック。さらにチェックが重なって結局原稿はデスクが書くことに。デスクのぼやき。いったい何の因果で雪丸のリポートの原稿を俺が書かなきゃならないんだ。デスク、頑張れ!デスク、頑張れ!フレッフレッデスク!頑張れーっデスク!(いったい何だこの逆転したシチュエーションは!)できたーっ!(デスクの声)やたーっ!(雪丸の声)力尽きたデスク。デスク?だいじょうぶ?(おまえのせいだ雪丸!)
さっそく服部に電話する雪丸。ありがとう雪丸!恩に着るよ! また同期会やろうね。ああ!その時はおごらせてもらうよ!
エコフェア当日。その日橘も試験だという。だいじょうぶだろうか?(嵐の予感?)
技術部。橘の試験が始まった。ティータイム(もう試験に入っている)。あれ?お茶変わりました? ふふふご名答。レプトンに変えたのだ。じろじろと橘を見る技術部員。益田さん?髪の分け目、変えたんじゃ? ふふふその通り。変えたのだよ。あれ?平田さん何でどら焼き食べてるんですか?苦手じゃないんですか? ふふふよくわかったね。いつもは煎餅だ。あれれ、なんか皆さん、メガネ変えました? ふふふその通り。交換したのだよ。橘(なんだこの間違い探しは?これのどこが試験なんだ?)。
一方、暮らしのエコフェア会場では取材のリハーサルが始まっている。しどろもどろでうまく受け答えできない札幌ゴムの社長を励ます服部。札幌ゴムは番組の3番目。ガチガチの社長だが、だいじょうぶだろうか。「ニュースライドON」の放送。さっそく雪丸のリポートが始まった。生中継だから、ミスできない。映像にみなぎる緊張感。その中で持ち前の笑顔でホタテを使った商品を紹介してゆく雪丸(雪丸に取り柄があるとしたら、いつでもどこでもとりあえず笑顔でいられる、そこだけだ)。順調に収録が続く。あまりにスムーズな展開に?の報道部だが、それもそのはず、放送原稿は全部デスクが書いたのだから、すらすら進んで当たり前なのだ。放送中、入浴剤の紹介のところでマイクを奪われてしまうハプニング。時間内になんとか奪いかえせたがそのせいでだいぶ時間が押してしまった。だが何とか歯磨き粉の紹介も終り、ホタテスパイクの展示スペースへ向かう雪丸だが(CMまで3分を切っている)、そのときけたたましい女の子の泣き声を聞いた。展示スペースの前だ。お母さんがいない!と泣いている。思わずしゃがみ込み「名前は?いくつ?」、うわっ実名報道!やめろ!雪丸! 放送事故?現場のディレクターがとりなすが、女の子は雪丸の脚に抱きついた。ホタテなんかいい!ホタテ嫌い! CMの時間が迫っている。中継車が「中継はもういい!CM行きます!」メチャクチャだ。現場の生中継が終わった。ホタテスパイクの紹介は出来なかった。終わった。絶望してつぶやく服部。社長を見て張りつめた表情で、深々と頭を下げる雪丸。その頃。マスターでは、技術部の先輩職員たちが、橘。試験は合格だ。おめでとう。おまえは雪丸の放送に一瞬平常心を失ったが、すぐに冷静さを取り戻した。技術部員に必要なのは、その冷静さだ。よくやった。ありがとうございます。
エコフェア会場はすっかり日が暮れてしまった。申し訳ありません。土下座する服部だが、社長はやさしかった。なに、いいよ。放送できてもうまくしゃべる自信なかったし、もう済んだことだから。また機会があったらたのむよ。そう言って社長は帰っていった。服部くん。ごめんね。雪丸は服部のカバンを拾い上げると彼に持たせた。じゃ、私、片づけがあるから行くね。こんなに悄然とした雪丸を見るのは初めてである。このペーソス溢れる場面は印象的で、ドラマ全体の騒がしさの中で、しずかな、沁みるシーンになっていた。
雪丸が去ったあと、そこへ現れたのが山根だった。またケンカを売りに来たのかと身構える服部だが、このリポートには報道的視点がない。報道的視点から光をあてれば、ホタテスパイクの良さはもっとアピールできるはずだ。と、そんなことを言った。山根も悪い奴じゃない。クールだが心ある報道のできる奴なんだ。
同期の仲間たちが☆テレビの社内で、ホタテスパイクのPRについて検討をはじめた。激論を闘わす山根と雪丸。ほうほう、バカ枠とバカ係がど真ん中にいるな(笑)。と、遠くから笑顔で見ている小倉部長の姿があった(食っている大福が旨そうだ)。
キラキラ情報局の番組中で「暮らしのエコフェア」のランキング特集をやった。新人たちが集まってああだこうだとやっていたのはこれだ。「受験生の強い味方グッズ・ベスト10」。この中でホタテスパイクは見事6位に選ばれた。札幌ゴム社内で歓声と拍手が起きた。ベスト3じゃなくてすみませんと言う服部だが、いやいや十分だよ。凄い宣伝ありがとう!服部くん!
その夜のジンギスカン「ふくろう亭」。山根と服部、そして橘のお祝いである。きょうは服部のおごりだ。一仕事終えた後のジンギスカン鍋は格別だ。みんなの表情が明るい。山根の特集の話になった。数字次第で社長賞もあると編成の北上。そこへデスクから山根に電話があった。山根、まずいことになった。すぐ局に戻ってこい。
スプラウトまいんどの蒲原代表が、国の助成金を不正流用したと、ひぐまテレビがすっぱ抜きのスクープ報道をしたのだ。☆テレビの報道部はさっきから、特集に対するクレームの電話への対応に追われていた。
その頃雪丸は何にも知らずラム肉に舌鼓を打っていた。はっきりしているのは、山根の報道特集の評価が一瞬にして地に落ちたこと。彼の社長賞受賞も、すべてが白紙に戻った。
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