mixiユーザー(id:67090186)

2020年03月26日22:40

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政府の緊急事態宣言を勘違いしている方へ

まず結論から言いますね。

「政府による緊急事態宣言は政府には天国で国民には地獄です」

どのような地獄かと言えば、言葉のインパクトから必要以上に
庶民に不安や緊張が高まることで、庶民同士の相互監視が増し、
買い占めでモノ不足が加速することによるストレス地獄です。
また、もし政府のとんでもなく的外れで間違った内容の政策を
打ち出したとしても、それに声を上げて反対した者は、政府が
警察を使って、取り締まることが容易になるため、身動きさえ
取れなくなります。
庶民は内側からも外側からもストレスがのしかかるのでまさに
ストレス地獄になります。

しかも現金給付などの保障もなしで、自粛だけを要請された
場合はなおさら地獄で、失業者や死者が多く出ます。
国のために命を捧げなさい、と言われているのとほぼ同じです。

残念ながら、現状では、まるで政府が緊急事態宣言を出せば、
波動砲のように一気に吹き飛ばして解決してくれるかのように
勘違いで埋め尽くされている感があります。
しかも、庶民自身がそう思っていて、早く政府に波動砲を打って
ほしいと願っているからなおさら残念に思います。

そもそも、政府が早くすべきだったのは、緊急事態宣言ではなく
的確な指示と支援(お金含む)であったのではないでしょうか。
(これまでまったくそれができていなかったのです。)

つまり、当初にたとえば東京や大阪で感染者が急増していたのを
把握していたのであれば、即、自粛要請と現金給付をセットにして
指示と支援を行なっておけば、よかったのではないでしょうか。
にもかかわらず、最近まで政府や東京都は東京五輪を無理やり
開催しようと必死でした。
その間に感染者が急増し、慌てて会見して緊急事態宣言を出すと
言い出す始末。
まるでマッチポンプの自作自演ですね。

医療関係への準備についても、緊急事態宣言がなければ
できないということはあり得ません。
的確に指示と支援をしておけば済む話です。
なので、緊急事態宣言を出していなかったから、それを
していなかったというのは、政府や都知事の言いわけに
過ぎないのです。

政府による緊急事態宣言は劇薬や良薬のようなものではなく、
打ち出のこづちや魔法の杖のようなものでもありません。
庶民は政府に徹底的に管理されるだけと思っておくのが妥当です。

(ちなみに地方自治体による緊急事態宣言は、政府による
それとはまったく拘束力などが異なり別物になります。)

安倍政権は3月中旬に緊急事態宣言の法改正を成立させました。
新型コロナで苦しむ国民への現金給付は議論ばかりで渋る一方で
この法改正は異様なほどの早さで強引に成立させましたよね。
自分たちが絶対権力を得るための法なので、そういうことには
大盤振る舞いの上、異様に迅速な安倍政権。

担当大臣は緊急事態宣言を「伝家の宝刀」と表現していました。
まさに刀であり強力な武器なのです。
もちろん、外敵から守る武器でもありますが、同時に味方である
国民をも押さえるける役割も果たします。
政府による緊急事態宣言は、政府自身が間違った要請や命令を
出した際に、庶民から批判されたり攻撃されたりするのを避ける
ための強力な矛や盾になります。
つまり、緊急事態宣言は政府が自分たち自身を守るための武器です。
一方の庶民はそれによって押さえ込まれ、しかも庶民同士で
相互監視させられることになるので、文句や不満さえも言えず
ただただ従わわざるを得ないことになります。
文句ぐらい言えるだろうと甘く考えている方は、後述を最後まで
詳しくご覧いただければと思います。

政府の緊急事態宣言ですが、多くの庶民は勘違いしているかと
思います。
まるで打ち出の小づちや魔法の杖のように、問題を解決して
くれるように、あるいは困ったときには藁をもつかむ時の
その藁のようだと勘違いしている印象です。
しかし、そんなものは溺れる時につかむ藁にもなりません。

一刻も早く緊急事態宣言を出してしまえ!みたいなことまで
言ってしまっている庶民も一部いて残念なかぎりです。
それは言わば、犯人に拳銃を渡して自分を打ってくださいと
お願いしているようなことだと気づかなければなりません。
まして、安倍総理やその周辺は、森友問題、統計不正問題、
桜の会問題など数々の巧妙で汚い不正や疑惑、もみ消しを
繰り返していた言わば犯人だというのを忘れていませんか。
犯人に拳銃を渡すようなことをしてもよいのでしょうか。

話を少し戻しまして、そもそも先日の安倍総理の思い付き
のような一斉休校の要請だけでも庶民の皆さんは多少文句を
言いながらもちゃんと言うことを聞いて自分たちで考えて、
休校していましたよね。
現金給付もなく休校することだけを要請されたにも関わらず、
皆さん混乱も起こすことなく従っていたかと思います。
自分の身にウイルスの危険が迫っているわけだから、
皆それは各自で分かっているということです。
情報が発達した今の時代、しかも国土が狭く人口密度が高い
日本では、緊急事態宣言ではなく政府の要請でも充分です。

なのにわざわざ、政府が緊急事態宣言を出すというのは
逆に庶民の不安をあおるだけです。
おそらく、不安になった庶民は一気に買い占めに走るでしょう。
モノがなくなり、さらに不安になり、混乱状態に陥ります。
しかし、その混乱状態を見るや否や、政府は次の絶対権力の
行使として、文句や不満を言ったり、従わなかったりする者を
厳しく取り締まるように指示します。
そして、食糧や生活物資は配給制のようになり、政府が
指示する場所で、決められた数量だけが配給される形になります。
まるで戦時中のようですが、それが現実となるでしょう。
もちろん、庶民はものすごいストレスが溜まります。

普通に「強く自粛要請をします」という要請にしておけば、
先日の一斉休校の要請の時のように、そこまでの混乱に至らず、
ほとんどの人が自分で考えて、自分の状況に合わせて柔軟に
自粛すると思います。
買い占めも最小限に抑えることができるはずです。
しかし、政府による緊急事態宣言が発令されると、一気に
緊張と不安が高まり、庶民を取り巻く状況は一変し、自由が
奪われることになります。

今、安倍政権はとにかく緊急事態宣言を出そうとしている
というか出したくてうずうずしています。
正確に言えば、それを出すことでいかに自分たちの悲願を
達成することに結び付けることができるか、という観点で
練りに練って出そうとうずうずしています。
アベノミクス、オリンピック、憲法改正という悲願達成に
影響が出ない範囲でうまく自分たちにとって都合よく
絶対権力を行使できる方法を練るためにじっくり時間を
かけているわけです。
庶民のことより自分たちのことが最優先ということですね。

(緊急事態宣言をなかなか出さない→国民は早く出せと言う→
緊急事態宣言を出す→出す前とあまり状況が変わらない→
国民はもっと強力な命令を出せと言う→そのためには
憲法改正が必要と安倍総理は言う→国民は政府に早く
憲法改正しろと言う→悲願達成。という思惑であれば
あまりに巧妙で怖いですが、あり得ますね。)

既に、緊急事態宣言の対策本部まで設置していますからね。
庶民への保障のことは何の具体的な金額や時期は明言さえ
しないというのに、そういうことには驚くほど迅速だと
いうのが安倍政権の特徴でもあります。
今の安倍政権は、いつでも緊急事態宣言を発令して絶対権力を
行使できるので、これまでの不正やもみ消しへの批判まで
一緒に封じ込むことができます。
森友問題などで追求されていても吹き飛ばすことができます。
政府にとっては緊急事態宣言は願ったり叶ったりの天国で
一方の庶民にとっては地獄なのです。
しかし、庶民の一部は政府に緊急事態宣言を早く出せ!と
言っている始末。
先述のように自分の手を縛ってください、と自分で言って
いるような愚かなことです。

政府による緊急事態宣言が発令されると具体的に下記のようになります。
まず、政府が絶対権力を行使でき、たとえば思いつきだったり
間違った判断での要請や命令であっても、ピラミッド組織の頂点から
下層までトップダウンで一気に伝達されます。
政府→地方自治体→自治会(町内会)→隣組→私やあなた、
という流れで命令が伝達されます。

実はここに一番の怖さがあるのです。
隣組を通じて政府の命令が伝達されるので、命令が網の目の
ようにピラミッドの下層の我々庶民まで伝達されるため、
隣り近所、庶民同士で相互監視の目が入ることになります。
そのため、非常に文句が言いにくく、断りにくい雰囲気が
自動的に出来上がってしまいます。
文句を言ったり、従わなかったりする者は、隣り近所から
批判され、その地域で暮らしにくくなります。
いわゆる村八分的な感じです。

ですので、政府はどんな愚策であっても庶民に文句を言わせず、
容易に命令を伝達できるようになります。

はい、庶民は政府の奴隷になります。
なので、政府には天国、庶民には地獄というのが、政府による
緊急事態宣言の実態なのです。

保障もなく長期間にわたり自粛させられるというのも、
戦争で国に命を捧げなさい、と命令されて従って死んで
いった時代と根本的には同じことだと気づくべきです。

皆さんも戦時中の日本やドイツなどの庶民がどのようにして
権力者による泥沼の戦争に巻き込まれ、最前線に送り込まれ
多くの命を失ったのか、歴史で学んでいるはずですよね。

当時の庶民は特別、政治に無関心の愚民であったたわけ
ではなく、ごく普通に自分たちの暮らしのこと考えていた
だけのごく普通の人ですよ。
我々と同じです。
しかし、政府によるたった数回の緊急事態宣言によって
庶民の人生は悲惨なものになったわけです。

それをしっかり思い出さなければいけないです。

政府の緊急事態宣言が魔法の杖のような何か良いものだと
誤解しているのではないでしょうか。
今すぐそれはまったく誤解だと自覚しなければいけないです。


■追記(2020年4月8日)

ついに政府による緊急事態宣言が発令されましたね。
予想どおり、現金給付などの保障は最小限で、自粛要請も
愛知県などは外された限定的な形です。
なんとも中途半端に思いますが、これは安倍政権の巧妙な思惑があります。
庶民は安倍政権に絶妙なさじ加減で、期待を持たされつつ、
ほどよく不満も持たされている感じですね。
そして不満を持たされた庶民は「なぜもっと厳しく要請や命令を出さないのか」と
声を上げることになります。
ここまで流れで、なんとなく安倍政権の狙いが分かってきたのではないでしょうか。

「緊急事態宣言をなかなか出さない」→「国民は早く出せと言う」→
「緊急事態宣言を出す」→「出す前とあまり状況が変わらない」→
「国民はもっと強力な要請や命令を出せと言う」→
「そのためには憲法改正が必要と安倍総理は言う」→
「国民は政府に早く憲法改正しろと言う」→「悲願達成」

見事に国民自身に憲法改正の声を上げさせるという、安倍総理の悲願の
憲法改正までのストーリーです。
恐ろしく巧妙だと思います。

安倍総理はアベノミクスやオリンピックはほぼ失敗確定で、
しかも大きな損失で借金を抱えます。
もちろん、それは国民の負担になります。
そして、今、安倍総理は残りの任期が1年余りとわずかに迫ってきています。
このままでは、歴代最悪の総理大臣、内閣ということになってしまうため、
非常に焦っています。
そこで、残るは憲法改正というわけです。
早速、安倍総理は、昨日、衆院議院運営委員会で、憲法改正による
緊急事態条項導入も国会で議論する必要があると語っていました。
これだけは何が何でもどのような汚い手を使ってでも、あと1年余りの間に
もぎ取ろうとしているわけです。
森友問題などの不正やもみ消しも大きくみれば、その一環ということです。
もちろん、国民の命ほど大切な憲法改正の条文にはこのような不正や
疑惑まみれの犯罪者には1ミリたりと触れさせるわけにはいきません。
(ここでは詳しく書かないですが、安倍総理の憲法改正の案の中にも、
緊急事態宣言の条項があり、それは戦争や災害などすべてを含みます。
安倍総理は一般市民も総動員できる形に改正しようとしています。
もちろん、新型コロナの緊急事態宣言とはまったく意味が異なるわけであり、
国民としては絶対にその部分を改正させてはならないのは当然です。)

誤解があってはいけないので、念のため言いますが、憲法改正がダメだと
言っているわけではありません。
たとえば、実質的に軍隊と同じである自衛隊は憲法の中に明記するといったことは
自然であり必要なことだと考えられます。
しかし、それ以上に拡張するようなことは行なってはならないと考えています。
それは、河野太郎氏が自身のブログで書かれていることでもあります。
一方、安倍総理は必要以上に拡張して、強引に憲法改正しようと考えています。
つまり、安倍総理による憲法改正は、一般市民にとって何も良いことはなく、
リスクを負わされるだけになります。
ですので、もし憲法改正は必要だったとしても、安倍総理だけにはそれを
させてはいけないと思うのは一般市民として当然のことではないでしょうか。

安倍総理は見た目は紳士ですが、これまでやってきたことは
相当ひどいことを忘れてはなりません。
森友問題で自殺した職員の妻が裁判で訴えようとしても、安倍総理は
再調査には応じません、とも言っていました。
被告人の立場で、そんなことをいう権利がどこにあるのでしょうか。

さらに、安倍総理は用意周到に、自身の罪と言う罪すべてを裁かせないように、
検察官トップの定年を強引に延長させて既に手を回しています。
それにより、ほとんどの不正や疑惑は裁けないことになります。
皆さん、スマホを持つ時代に、もっとしっかりして、正しく判断しませんか。

いろいろな意見や考えがあるとは思いますが、私たち庶民が今一つだけ
できることで、生き残る方法があるとすれば・・・
安倍総理を退かせ、河野太郎氏に総理大臣を交代してもらうように
自民党・公明党にネットからでも良いので本気で声を上げてぶつけて
いくしかないと思います。
昨年の千葉県の台風災害の際にも、当日、安倍新内閣のお披露目会に
浮かれていた中で、防衛大臣就任直後にも関わらず、千葉県に自衛隊を
迅速に派遣する手配をしていたのは、他の誰でもない河野太郎氏で
あったことを忘れてはなりません。
一方、千葉県の森田知事はまるで、安倍政権からお披露目会の日に
災害を大きくするなと、釘を刺されていたかのように、まったく何も
せずに雲隠れしていました。
河野太郎氏が自衛隊の派遣の指示をしていたおかげで、被害は最小限に
食い止められたのではないでしょうか。
新型コロナで悲惨な状況になりつつある日本を効率的でなおかつ
人道的に解決に導いてくれるのは、私は河野太郎氏だと考えています。
とにかく、安倍総理やその周辺がこのままトップに居座らせてしまうと
日本は終わります。
本気で河野太郎氏に総理大臣を交代してもらうよう声を上げませんか。
それが私の全力の意見です。

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