以前の日記で「卒業」の話をしてた女性
環境と体調の変化と自我を抑え込む事に耐えかねて
「少しだけ話したい」と
綺麗に化粧して、いつもの香りを纏って、泣きそうな笑顔で
シャンプー&リンスの香り、衣服の柔軟剤?の香り
「いい匂いだね」から15年?変わらずに
あえて雑踏の中の居酒屋で時を過ごす
他愛ない話をたくさんした
きっと言いたかった事のほんの少しは感じていた
3時間、いろんな話をして駅に送っていく
人目をはばからず抱き寄せキスした
これが今与えてあげられる精一杯の愛情
「またね」と言われ「また来るの」と笑って答える
改札を入り、手を振りながら雑踏に消える彼女を見送る。
「いつだって待ってる」って言ってやれない事に涙を堪えるのみ
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