新型コロナウイルスの話(検査の話)

症状があるのに検査を断られると言う話があります。

これについてはいささか思うところがありますが、
ババアは検査がどんなものかの情報を軽く上げます。

一般的に検査と言うと、
インフルエンザの検査を思い浮かべる人が
多いと思います。

鼻に綿棒突っ込まれて、
おえっとなる奴です。(笑)

10分前後で結果が聞けるので、
コロナの検査が何で出来ないんだと
思う方もいるでしょう。

病院でやってくれる検査は、
簡易検査と言いまして、
抗体を用いた検査に成ります。

検査紙にインフルエンザウイルスにだけ
くっつく抗体がついていて、
インフルエンザウイルスがあれば、
わかると言うものです。


つまり、

インフルエンザウイルスに対する
抗体を安定して増産できる技術有っての、
簡易検査キットなのです。


新型コロナウイルスの場合、
ウイルス自体の分離に成功したのも最近です。


だから、新型コロナウイルスに対する
抗体の安定した増産はこれからなので、
簡易検査キットはないのです。


じゃあ、どうやっているかと言うと、
ニュースなどを見ると、PCR 方を用いているみたいですね。

PCR って何ぞや？

となると思います。

これは、簡単に言うと、
検体のDNAやRNAを、人工的に増やして、
そのDNAやRNAがあるかないかを調べる方法です。

だからまず、
検体のRNAを増やす作業があります。

それから、その検体の中に含まれる、
全部の情報を分析します。

分析した結果から、
調べたいRNAを探して、あるかないか見ます。

それで感染を調べています。

(詳しい人から見たら突っ込みどころがあると思います。申し訳ありません。)


なので、抗体を用いた簡易検査のように、
すぐに結果が出ません。

そしてそういった検体を集めて検査するので、
ある程度の設備のある施設でなければ出来ません。


だからと言って、検査しなくていいと
言うことではなく、時間がかかる検査だと言うことを
知って欲しかったので、書きました。

検査している方々は、
日々、新型コロナウイルスを扱いながら、
それでも必死に検査してくれています。


私たちの目に見えない所で、
戦ってくれている人がいます。


その事も少しだけ、覚えておいて頂けますと幸いです。