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2019年08月19日01:48

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岸辺のアルバムより〜Will you dance? (ジャニスイアン)

ジャニスイアンと言えば、「17才の頃」「恋は盲目」等が有名だけど、この「Will you dance? 」もテレビドラマの主題歌として使われてヒットした。
フォト


そのドラマとは、1977年にTBS で放送された「岸辺のアルバム」である。
私は昔のドラマと言えば?という質問があったなら、まずこの「岸辺のアルバム」を思い出す。
他にも色々あるけど、今見てみたいドラマは…

何故「岸辺のアルバム」なのか?というと、最終回のあの衝撃的なシーンが忘れられないから。

このドラマは1974年に実際にあった多摩川水害で堤防が壊れ家が川に流されるという被害にあった家族の話を元に作られたドラマで、最終回はその家が流されるシーンが放送された。そのシーンには実際に家が流される映像が使われていて、私はそれを見て衝撃を受けた。

私が高校生1年の時でもう40年以上も前のドラマだから、はっきり言ってドラマの内容は忘れていたけど、あのシーンだけはいまだに頭の中に残っている。

そして主題歌の「Will you dance? 」はそんなドラマの内容にしては、優雅でほのぼのとした曲調でその見事なズレがこのドラマを更に深めているような気がする。

Will you dance?https://youtu.be/3hG3uwqIwW8

原作脚本は山田太一で、日本の映画・ドラマの巨匠だ。
簡単にドラマの内容を言えば…

ごく普通の中流家庭の家族が、家族の繋がりを少しずつ失っていき、それぞれが秘密を持ちながら、やがて家庭崩壊をおこして行く。そして多摩川水害が起こり、家まで失ってしまう。

最終回で家を失う家族が必死になって持ち出したもの、それがアルバムだった。

これは、実際に家屋流出という被害にあった家族が「家を失ったことの他に、家族のアルバムを失ったことが大変ショックであった」という話から出来たシーンであり、この話がドラマのモチーフとなった。

当時としては、このドラマは画期的で、それまではホームドラマと呼ばれるものが主流だった。
私もそんなほのぼのとしたホームドラマが、子供ながらに好きだったけど、このドラマは一味もふた味も違っていた。

映画「三丁目の夕陽」の頃の時代よりも15年ほど先に進んだ高度成長時代、核家族という言葉がよく聞かれた時代である。少しずつ家族の絆や繋がりが薄れていくことへの警鐘的な意図もあったのだろうか?

八千草薫演じる妻・母親が不倫に堕ちて行くシーンがたまたま映像にあったので、ここにあげておきます。
これ見たら、本当に懐かしい。
そして大人になった今見ると、また違った感想を持つ。
というより、内容は覚えていなかったのだけど(笑)

https://www.dailymotion.com/video/x2ks1l6

そして、今でも覚えているのは、主題歌の「Will you dance?」とラストのシーンだ。

私はジャニスイアンと言えば、この曲と「17才の頃」が一番好きだなぁ。
あと「悪い癖ね」というJazzy な曲も大好きだけど、YouTubeにはなかった。残念(>.<)

17才の頃https://youtu.be/9pTqlr7SUP4

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