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2019年12月16日00:45

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関電金品受領 森山氏、100人超の県幹部に金品、関連企業の受注一部に「疑問」も

関電金品受領 森山氏、100人超の県幹部に金品、関連企業の受注一部に「疑問」も

 最大の「キーマン」である森山栄治氏をめぐっては、10月の関西電力による第三者委員会設置後も、地元・福井を中心に新たな事実関係が次々と判明。20年以上前から公務員に金品を贈ったり、自らの関連企業が自治体から多額の工事を受注したりしていたが、本人は3月に死去しており、真相解明には「限界がある」との見方もある。

 森山氏との関係について、関電役員らと同様に厳しい視線が注がれたのは福井県の歴代幹部だった。

 県の調査委は11月、現職幹部と元幹部ら計109人が森山氏から現金や贈答品を受け取っていたと公表。うち、平成5年度以降に受領していた21人は「儀礼の範囲を超えている」と認定され、1人が戒告の懲戒処分となった。

 県幹部のコンプライアンスの甘さが露呈するとともに、森山氏が関電だけでなく、県とも独自の人脈を築いていた実態が浮き彫りになった。

 また森山氏が顧問を名乗っていた建設会社「吉田開発」(同県高浜町)が7年度以降、約58億円の公共工事を県から受注し、同氏が役員を務めた警備会社(同町)も約3億円の業務を受注していたことが判明。一方で調査委は「森山氏に便宜を図った事案は確認されなかった」としている。

 この森山氏の関連企業2社をめぐっては、自身が助役を務めた高浜町も過去20年間で、計約20億円の工事などを発注していた。同町監査委員は、この中の随意契約の一部を「疑問を抱かざるを得ない処理があった」と指摘。同町は県と同様に、退職者を含む職員と森山氏との金品のやりとりを調べる第三者委を設置した。ただ野瀬豊町長は会見で、森山氏はすでに死去しているとして「深掘りして調査するが、限界はある」との認識を示した。

 このほか森山氏が顧問を務めた同県敦賀市の別の建設会社も、同氏を迎え入れたことで多数の原発関連工事を受注するようになったとされ、関電の第三者委も経緯を調べているとみられる。
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