運動習慣

今年の目標のひとつとしては、ランニング習慣を身につけたいという思いがある。「今年」と書いたが、じつは去年の目標でもあった（笑）
ゆくゆくはフルマラソン完走を目標にしているが、今年内には別にそれは実現できなくてもよいとも思っている。でも、もしフルを完走できたとすれば、これほど嬉しいことはないのではないか。

昨年より折を見てはちまちま走っているが、なんせもともと運動音痴で体育の授業なんか大嫌いだったし、数十年前に学校を卒業して社会人になって以来これといったスポーツはほとんどやったことがなく、習慣的に体を動かすという行為からは全く疎遠になっていたもんで、一回走るとやれ筋肉痛だのやれ足首を痛くしただのというていたらくで、その後一週間以上の間は走ることができなくなっていた。
それでもめげずに体力が回復しだい隙あらば走りに行くようにしていた結果、いまでは3〜4日すれば痛みも疲労もほとんど引いてふたたび走れるようになってきた感じである（注：筆者は相当のオッサンでもある）
今月はこのまま5日おき（中4日）の頻度で走ることにして、来月は中3日と中4日を交互に、4月は中2日と中3日を交互に（ようするに週2ペース)、5月からは週3で、みたいな感じで走る間隔をだんだん詰めていって問題が起こることがなければ嬉しいなと思っている。

いまのところのモチベーション維持手段としては、自宅から2.5km先にスパ銭があるので、夜にそこまで走って行ったら風呂に入ってまた走って帰ってくる、ということを繰り返している｡サウナ大好きなので。市内にあるまた別のスパ銭までは往復で約10kmのコースとなるが、できれば早くそこまで走って行って帰ってこれるぐらいになりたい。
でも、苦しいレベルまで体を追い込むのはいまのところは敬遠しておいて、あくまでも気持ちよく楽しく走ることを心掛けている。走力向上を焦って追い求めて体を壊すようなことは避けたい。だからそれほど汗だくでぜぇぜぇはぁはぁな状態にはしない。立春も過ぎたしこれからは走りやすい気候になってくるので楽しみである。

ランニング習慣の確立という命題は前述の通り昨年来の目標であるのだが、走ること以前にまず歩くということをテーマに据えたのが2年前の2017年である。
東京・日本橋から京都まで東海道という道が通じており（ほかにもいろいろあるが)、歩いて行き来できるというのは全国民周知の事実である。しかし、スタートからゴールまで実際に歩いてみたことのある者は現代日本では極めて少数であろう。
東京と京都が本当に地続きであるということを自分の身でもって歩いて確認したい、と思ったのが事の発端だが、ただし、いっぺんに歩きとおすのは体力的にも日程的にも難しいと思われたので、分割払いでこなしていくことにした。
旧東海道五十三次の宿場を2〜3個ずつで区切って一回あたり20km〜25kmのコースをつくり、ここを歩いていく。ちなみに江戸時代の旅人は、一日あたり宿場を3つ飛ばしぐらいのペースで歩いて半月ほどで江戸〜京都間を踏破したそうである。

ということでまず、2017年の夏に日本橋から川崎まで約22kmを5時間かけて歩いてみた。ゴールするころには足の裏の皮がめくれてしまって痛くてビッコを引いて泣きながら歩いていたのを覚えている。
嘘です、泣いてません。
その後も週末のやすみを利用しつつ､川崎〜戸塚間24km、戸塚〜平塚間22km､平塚〜小田原間20km、と順調に歩みを進めたが、そこでちょっと体調を崩してしまったのを契機に徒歩行は再開することなくその年の冬を迎えてしまった。寒風に吹かれながら歩くのはちょっと嫌だったし、箱根越えを目前にしながら2017年はそこまでで中止することとなった。
シューズは、当初はビブラム・ファイブフインガーズという5本指シューズで、たしか平塚からゼロシューズ・クラウドというワラーチサンダルに変えた。いわゆる裸足感覚シューズの部類に属する。走るのだったらともかく、これで歩くのは真冬は寒いのではないかと思う。
翌年、というか昨年の2018年であるが、プライベート上の事情もいろいろあり、あいかわらず体調が悪いままだったのも手伝って、というかそもそもそんなことをやっているというのを忘れてしまってもいたし、東海道ウォーキングは再開できなかった。
今年は夏までにもし20〜30kmいっぺんに走れるようになるまでランニングスキルが上達していたとすれば、ウォーキングではなくランニングという手段で東海道走破を目論んでもよいかと考えている。そうでなかったとしても当初の計画通りウォーキングでよいだろう。東京から離れるにしたがって、泊りがけの旅ラン・旅ウオーキングの様相を呈してくることになると思う。旅ランはぜひやってみたい。

フルマラソン完走の目標とは実はホノルルマラソン完走という目標でもあるのだ。