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2020年01月10日12:02

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1月8日 本日は全国市議会議長会主催による研修会に出席しました

 こんにちは、時間のある限り様々な研修会に出席したいと考えている石井伸之です。

 本日は調布市において全国市議会議長会主催による研修会に出席しました。

 演題は児童虐待をめぐる諸課題と地域の役割です。

 講師は山梨県立大学教授の西澤哲氏となっています。

 日本の児童虐待のルーツがどこにあるかというと、明治維新に遡ります。

 西欧列強に追い付け追い越せで「脱亜入欧」が叫ばれていた時代、西洋文明と西洋文化が流入しました。

 その際に、江戸時代まで行われていた寺子屋の教育から西洋の学校教育に変わります。

 時代は少し戻り、安土桃山時代にキリスト教の布教に来ていたルイス=フロイスが当時の日本を「子供の天国」と記していました。

 西洋ではキリスト教の教えから、人は心の中に悪を持っており、鞭で叩いて悪を追い出す思想があります。

 すると、悪さをした子供を鞭で叩いて、悪を追い出し、悪いことをした戒めとすることが当然です。

 しかし、その当時の日本は悪さをした子供を叩くことは決してせず、悪いことをしてはいけないということを、こんこんと丁寧に説いて聞かせたとの話があります。

 つまり、江戸時代までの日本には大人が子供を叩くという文化はありません。

 そして、脳科学的に虐待を受けることにより、人の理性を司る前頭葉の発達が阻害されるそうです。

 叩かれるということが続くと、痛みに鈍感となり、他者の痛みにも想像が出来なくなるとの話がありました。

 これによって、虐待を受けた親が虐待をしてしまう「虐待の連鎖」に繋がるのではないでしょうか?

 指導という名目で子供を叩くということは「百害あって一利なし」ということが良く分かりました。

 研修内容を、今後の総務文教委員会審査の中で活用したいと考えています。

 夜には立川JCによる新年賀詞交歓会に出席して一日が終わりました。


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