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mixiユーザー(id:66807723)

2019年01月13日15:15

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トートロジー

海明寺裕先生の『ファイナルファンタジー』118頁にこんな会話があります。
* * *
バハムート: 「それは、つまり『例外のない法則はない』というやつだな」
DB-6: 「あ、その命題は自己言及していますね」「トートロジーです」
* * *
要するにDB-6の言わんとするところは…「例外のない法則はない」というのも1つの法則なのだから、上記法則の「例外」として、「例外のない法則が存在する」ことになる。そうなると、バハムートの主張は論理的に矛盾しているのではないか?ということです。
DB-6はこれを「自己言及」あるいは「トートロジー」と呼んでいますが、正しいのは前者で、バハムートの上記主張は論理学的には「自己言及のパラドックス」に分類されるものです。
後者の「トートロジー」はこれとは別物で、狭義には「変項の値のいかんにかかわらず、常に真であるような論理式」(『大辞林』より)、広義においては「同義反復」を意味します。
法学分野で「トートロジー」というときは大抵広義の用法ですね。
例えば、「良いものは良い」「悪いものは悪い」みたいな論法はトートロジーです。
論証すべき結論が前提に先取りされてるから、結論は前提と同じことを繰り返してるだけ。「論点先取」「循環論法」とも呼ばれる非形式的誤謬の一種です。
「トートロジー」(同義反復)は誤謬として却下されますが、「自己言及のパラドックス」と異なり論理的に矛盾してるわけじゃありません。
にもかかわらず両者が混同されるのは、"どうどうめぐり"の繰り返しがウロボロス的構造に通じるからじゃないかな〜なんて思ってます。
フォト

▲自己言及の象徴とされるバハムートもとい「ウロボロス」ウッシッシ
* * *
というわけで今日は重箱の隅をつつくような野暮なツッコミを入れてしまいましたが、海明寺裕先生の漫画『ファイナルファンタジー』は素晴らしい作品ですので、機会がありましたらぜひ読んでみてください♪
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