mixiユーザー(id:66798704)

日記一覧

その男、吸血鬼だから1 自己紹介にて「私は吸血鬼です」と言ったその男はとある喫茶店で新人賞候補の作家と打ち合わせのため有名喫茶店で珈琲を飲んでいる。名前を島津惟秀という60歳のおじさんだが前の会社を定年で辞めた後二度目の仕事としてここを選ん

続きを読む

木村昇とヘスティア1 深夜閉店間際にそのお客さんは来た。他にお客さんは居ない。醜いというかオタク風というかそんな感じの男がメイドのような綺麗な女性を連れてきた。・・・いや、雰囲気が。「ご注文は?」宿川花鈴「一番安い珈琲とトースト」「は、はあ。で

続きを読む

裂真建蔵と野口忍1 宿川花鈴はいつものようにカウンターで珈琲を入れる。いつものお客さんが押し寄せる今日は忙しい賑わい。いかつい男とかわいい女性が来店してきた。新しいお客さんだ。注文を聞き、オリジナルブレンド珈琲とトマトとカボチャのスープと

続きを読む

猫田俊充と蝉1 宿川花鈴はいつものようにカウンターで珈琲を入れる。今日は暑いので冷房を効かせている。湿度を保つ為に加湿器も効かせた。 猫田は悩み混んでいた。いわゆる推敲だ。「やどかり、ここの文章なんだけどな。この場合は猫探偵は・・・」猫田

続きを読む

本庄鈴江と割れた茶碗1 ブルマスという加工の仕方で作った珈琲豆で煎れた珈琲とミルフィーユケーキを持って行ったとき宿川花梨はお客さんの美しい小物に目を奪われた。お客さんも綺麗には綺麗なのだがそれより身につけたものが美しい。「あら、綺麗な財布ね

続きを読む

鈴城菜と知らない男1 『お母さん、お父さん。一人にしないで。ちゃんとやれるからご飯食べさせて』鈴城(すずしろ)菜(さい)は夢を見た。子供の頃の夢。私のトラウマ。起きると隣で寝ている昨日知り合った男を起こさないようにシャワーを浴び着替え外に出る。

続きを読む

葉冴健治と帝水玖瑠実の関係1 宿川花鈴はいつものようにカウンターで珈琲を入れる。「やどかり、ティラ・エスコート」本人は恋愛の相談役として首を突っ込み話をややこしくして持ってくる猫田がカウンター席で注文する。「また恋愛マスターの助けが必要なん

続きを読む

 加園翔平と徳本彩香の共同作業1 宿川花鈴はいつものようにカウンターで珈琲を入れる。今日はお客さんが少ない。平日の時間帯だからだ。何かの楽器を持つ若い女性と資料のようなものを書くサラリーマン。外は雨のため出るに出れないのもあるのか時間つぶし

続きを読む

新妻武と桃園雫の恋愛観1 宿川花鈴はいつものようにカウンターで珈琲を入れる。古民家をリホームした店内は年代物の柱の他は円テーブルや椅子。大きなガラス戸には木々のある庭が見える。テーブル席は間切りした小部屋があったとは思えないほど解放的だ。屋

続きを読む

カパラソンの船旅 29
2019年05月25日13:12

29 田島啓太は時の人になった。遭難したのはバミューダ島沖であるのに発見は1年後に東アフリカ沖で船はいろいろな意味でオーバーテクノロジーであったのだ。解析は進むが啓太の言う惑星ヴァッサという場所での暮らしを信じるものは少なかった。しかし、そ

続きを読む

カパラソンの船旅 28
2019年05月25日13:11

28 啓太が皆を集めてさよならを言うとき季稀が一つのクルクルを持ち出し割って破片を渡した。季稀「これでまた啓太がここに来たとき契約が出来る。割り符は惑星ヴァッサの伝統だからな」ラレス「地球の物語はキファニの文化として語り継がれるわ。ありがと

続きを読む

カパラソンの船旅 27
2019年05月25日13:10

27 惑星ヴァッサはサヴラ族もバイユモン族も関係なく議会制共和国の道を歩み出した。お金を薬草ではなく情報管理されたお金に変わり経済は周り物資は様々なものが流通を始めた。島の薬草はいたるところで大量生産が始まり、資源採掘から常温超伝導が流通し

続きを読む

カパラソンの船旅 26
2019年05月25日13:08

26 円形の船はルーラン号。船体が円形だからまっすぐ進むことすらままならない。エネルギーは無尽蔵で積載量は多いので装備は魚雷やミサイルを大量に装備した。海溝の端にいるルーラン号はとても目立ち。敵の船団が近づいてきた。すでに忍ばせていた深海探

続きを読む

カパラソンの船旅 25
2019年05月25日13:07

25 ルルイエ「俺は素材工学が専門だ。多くはまだ作れないが常温超伝導ができる。それを使えばエネルギー問題は解決する。ところでこちらの戦力はソンブル号、ルス号、ルーラン号だけか?相手はカパラソンと船団52隻。作戦はあるのか?」季稀「島のアンテ

続きを読む

カパラソンの船旅 24
2019年05月25日13:06

24 亡命宣言によりサヴラ族は啓太を護衛しバンクルはカパラソンに追い出された。砂に覆われ乾燥気質なトカゲは夕食に誘うが外に向かうかまどには乾燥させたクルクルが燃料にされている。カパラソンでは電気コンロであったことを思えば遅れている感じがする

続きを読む