知床沖観光船事故に対しての運航会社社長の記者会見をネットで見たのですが。
まぁムチャクチャですね。
全て誰かのせいという風に受け取れてしまう返答内容。
「出航の判断は船長がした」
→船長のせい。
「出航しないと文句を言う」
→客のせい。
「船は前の社長が購入したものだ」
→前社長のせい。
「全ての被害者に謝罪をしないのは、出なくて良いと言われた」
→説明会をセッティングした人間のせい。
「携帯の電波状況が悪い」
→auのせい。
さらに、無線のアンテナが壊れている件に関して「他社にもアンテナがあるので」と返答していたのに、どこよりも早く運航を開始したことでその他社の事務所には人がいないことに対して何か対策を講じていたのかという質問には「分からないです」との発言。
つまり他社の事務所に人がいないのも、その事務所の人間のせいということなのでしょうか?
衛星電話の所在も分かっていなくて、説明が二転三転。
冬季休業からの運航再開初日なら、普通は必要以上に問題はないか確認をしませんか?
安全管理規定で風速8m以上、波の高さ1m以上、視界が300m以下で運航中止をしていると言った矢先に、その文言が文書化されていない上に、そもそも午後から波の高さが3mになるとの予報が出ているのに「条件付き運航」といって出航させるという意味の分からないっぷり。
じゃあ条件付きと言えば、安全管理規定なんてどうでも良いということなのでしょうか?
起き上がりが早すぎる土下座の意味を問われた際には、事故そのものに対してではなく、事故によって迷惑をかけたことに対しての謝罪であると答える始末。
…酷過ぎやしませんか?
実際のところはどうかは知りませんけど、この会見だけを見たら口先だけの人なんだろうなという印象しか残りませんよ。
あの会見で良い部分を見つけるのは不可能だと思います。
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