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2018年11月13日13:46

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台湾死亡遊戯 -其の壱-

「ボーナス」

皆さんは、何に使っているでしょうか。

共通ポイントサービス「Ponta」を運営する株式会社ロイヤリティマーケティングの調査によりますと、2017年冬のボーナスの使い道として最も多かったのが「貯蓄・貯金」の40.2%で、他の回答を圧倒しています。



1位:貯蓄・貯金  40.2%

2位:旅行     10.5%

3位:衣服     5.0%

4位:外食     4.8%

5位:食品     4.4%



この調査は「Ponta会員」と呼ばれる人々の中で、さらに「Pontaリサーチ」なるものに会員登録を済ませているという、かなり眉唾ものの男女3,000名を対象に行ったアンケート結果であるため、どうしても「やらせ」の3文字がちらついてしまいます。

そもそもお金の使い道というものは、全てが全て人に言えるような内容ではない事が多々あります。私自身、今はボーナスを貰う立場にいませんが、過去には貰ったボーナスを全て「風俗」につぎ込んでいた時期もありましたし、「ガールズバー」に散財していた時期もありました。今からする話は、この「ガールズバー」にボーナスを全投入していた頃に起こった話となります。

今から5年程前。私は当時勤めていた会社の工場がある大分県に赴任していましたが、現地に友達もいないので、2ヶ月に1回はLCCで東京に帰っていました。ある金曜日、私はいつも通り大分空港からJet Starで成田空港へ向かい、成田エクスプレスの中で飲み友達にLINEをしましたが、その日は誰も捕まらなかったので、止むを得ず渋谷のヘルスへ行く事にしました。

道玄坂に着くと顔見知りのキャッチのお兄ちゃんが居たので声をかけ、彼にipadで女の子の写真を見せてもらいましたが、どうせ写真は信用出来ないので「オススメの子をお願いします」とだけ言うと、近くのホテルの一室に案内されました。

ホテルのロビーで買った缶ビールを飲みながら一人で待っていると、すぐに女の子がやって来ました。彼女を見てまず思った事は「非常に背が低い」という事です。恐らく145cmあるかどうかぐらいだったのですが、不意打ちで145cm以下の人間と対峙したので、体感身長としては120cm程度しかありませんでした。

顔は、あえて表現するとしたら「レイセフォーと郷ひろみを足して2で割った」くらいの、かなり濃い顔立ちだったので、もしかするとフィリピン系の血が入っているのかもしれないと思いました。





早速料金を支払い、一緒にシャワーへ入り、体を洗い、イソジンでうがいをし、ベッドに行き、一連の行為を然るべき手順で滞りなく行いました。40分コースを10分近く残すいつもの「時短プレイ」でフィニッシュした私は、時間が来るまでその子とピロートークをしていました。

私は、彼女の腰あたりにあったタトゥーで、浜崎あゆみの「あのAマーク」のようなフォントで男の名前が彫りかけてあったのが気になっていたので、その事について聞いてみると、彼氏の名前を彫ろうとしたが、途中で別れてしまったのでそのままにしているのだと答えました。彼女が「実は相当なドキュンであった」という事が判明したところで時間が来て、彼女は部屋を出て行きました。

私もすぐに支度をしてホテルを出ましたが、結局友達はまだ誰も捕まらず、かといってせっかく金曜日に東京に帰って来ているのにこのまま帰るのも味気ないので、止むを得ず、以前数回行ったことのあるガールズバーへ行くことにしました。

「ついさっきヌイたばかりで、ガールズバーへ行くとはどういう了見か」という指摘は、一見すると至極真っ当な様に思えますが、私の意見は違います。映画「メリーに首ったけ(1998)」の中で、主人公テッドは思いを寄せるメリーとのデートの前に、友人から"Clean the pipe"(オナニーしてからデートに行け)というアドバイスを受けます。これはつまり「やる気マンマン」でデートに行くよりも、ヌイた直後の「賢者の様な」心でデートに行った方がモテるという事です。もちろん、ガールズバーに行くのとデートに行くのでは状況が違いますが、たとえガールズバーであっても「モテたい」という部分はデートとなんら変わりありません。

そもそも、私のような童貞にうぶ毛が生えた程度の人間には、女性を前にした時の「余裕」が圧倒的に足りていません。そのような「余裕」の無い人間が酒を煽って精子クサイ事をわめき散らしていては、これはモテるわけがありません。ですから、まずはヌキに行って、賢者の心を手に入れた状態でガールズバーに行き、心の余裕を女子にアピールするという「格下の戦い方」というものを私はわきまえているのです。

店に入り席に着くと、前回来た時に私についた年上でキレイ目の女性が今回も私につきました。決してタイプというわけではありませんが、話上手で十分楽しめていたので、そのまま1時間くらいその女性と会話していましたが、他のお客さんからの指名が入ったため、彼女は私の元を離れました。

ほどなくして、次の女の子がやって来ました。彼女の名前は「ろみちゃん」で、当時21才の大学生でした。「最上もが好き」を公言している彼女は、自身も金髪ショートカットが似合う美女であり、率直に言って「めっちゃカワイイ」女の子でありました。このレベルの女子と相対した時には、「ヘルスでヌイて来ました」程度の付け焼き刃の心の余裕など一瞬で叩き潰されるだけでなく、逆に、「自分はヘルスとガールズバーをはしごするキモ男である」という言い逃れの出来ない悲しい事実を前に、ただただおしぼりをいじいじするしかないのです。

「カワイイ子が来ると逆にふてくされる」という、童貞をこじらせたコミュ障にありがちなめんどくさいバイブスを発し始めていたので、早いところ降参して帰ろうかとも思いましたが、話をしていると、ろみちゃんの「素人っぽい」雰囲気が妙に童貞心をくすぐり、「あれっ」と思っているうちに一回目の延長をしていました。



「あれっ」→ 一回目延長



「hold on, hold on」→ 二回目延長



「ボクのスタンドは、中山秀ちゃんだしん!」→ 三回目延長



「ウチくる?」→ 四回目延長



「恥骨、冷静になれ」→ 五回目延長



「好き」→ 六回目延長



結局朝5時の閉店まで飲み続け、翌週以降、私は「ろみちゃん」に会いに、大分から毎週渋谷へ通い続ける事になりました。



台湾死亡遊戯 -其の弐- に続く
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