泣く という事

仕事に復帰して 久しぶりに

いつも親身になってくれる 先輩に会った時

大きく腕を開いて 私を抱きしめてくれた。

自分自身で 切り替えた事。

それなのに 普段泣かない先輩が

人目をはばからず 私の為に 涙した。

『 私は 大丈夫です』

そう伝えても 堪えきれずに

言葉にならずに 泣いてくれて

改めて『 そっか これは泣く事だった』と

気がつく。

昔から 人の事は 敏感に察して

誰より先に 気が付いてしまうのに

自分の事になると

ショックな事があっても

後になって ジワジワくる 鈍感なタイプ。

今回も 私は平気です って思っていたのに

代わりに 泣かれてしまって初めて

こんなにも 私を

心配してくれる 人がいる事を

知ると同時に

私って 鈍感過ぎるなぁ と気が付かされる


人の為に 泣く事。

それは その人を心底 心配して

応援してくれている 温かい証…

その心に 触れた とたんに

『 そっか 泣いてもいいんだった 』と

先輩を慰めながら 私も少し泣いた。


私は 泣くのは好きじゃない。

映画とか ドラマとか 本ですら

すぐに 感極まって

泣いてしまう タイプだけれど

自分の哀しみで 泣くと

酷く 寂しさにかられて

抜け殻になってしまうから

自分の為に 泣くのは 好きではない。


悲しいけれど

泣くほど 情熱を注いだものに

笑って 感謝する方が

多分 好きなんだと思う。


自分の為に 泣く事は

本当は とても必要な事で

大切な 事なのに

私はいつも 肝心な時に

泣く事が うまくできない。


ボロボロになるのが 怖いから。

自分に鈍感 でいたいから…。


私は 自分でいうのも変だけれど

とても 感覚が人より鋭くて

ある意味 感性が豊かなタイプ。

臨機応変に 適応できる共感力が

人よりあり過ぎて とても疲れる事もある。

敏感スイッチを 入れっぱなしにしていると

エネルギーを 沢山使うから

なるたけ 自分には鈍感でいたい。


よく『泣くだけ泣いたら スッキリするよ 』

と 言われるけれど

私は 自分の為に 泣いてしまうと

心の哀しみや 葛藤が 溢れてしまって

人に電波を張れる 強い自分に

なかなか 戻れなくなってしまう。

だから どんな事でも

『悲しい事 』を

『自分には意味のある出来事』に変えて

吸収してしまう。

これは おかしいのかな…

泣くのって 凄く疲れるの。

泣くと次の日 何も出来なくなってしまう。

泣きたくないのに どうしようもない

深い哀しみに 襲われた時はさすがに

泣いてしまうけれど

それでも やっぱり

少ししか 泣けない。


映画も 音楽も 本も

感性を豊かにするのには 大切なのに

大人になってからは

人が亡くなる 映画や ドラマとか

そういうものは 一切 観る事ができない。

泣くのは 大切なのに。


今きっと 沢山泣くと

なかなか 立ち直れない気がして

泣きたい 自分の心に

気が付いて しまったけれど…

それでも 気を逸らして

泣かない様に している。


これは いい事なのか

よく 解らないけれど


私の 泣き虫スイッチは

今は入れたら 駄目だから

しばらくは また

ふわふわと 穏やかなものに

身を任せて いたい＊˚






涙にも 宇宙の欠片が 詰まっているのなら

自分から出た 宇宙の欠片は

きっと

自分を 幸せに してくれるのかな…


なんて この画像をみてたら

ふと 思えたりした…＊˚


あーあ 泣き虫って 本当に疲れるな。笑

どうせなら 笑い上戸の方が いい…♪*ﾟ