「コモンの再生」まえがき

http://blog.tatsuru.com/2020/07/20_1520.html

なるほど、内田先生は資本主義の最大の問題点をコモンの消滅、すなわち「私たちの共有地」の消滅を問題視しているのか。
振り返るに、私はもはや田園風景や飲用可能なほどのキレイな川のせせらぎに強烈なノスタルジーを感じるほどではないが、代わりに、銭湯とか、床屋とか、個人経営の喫茶店とか、そういうものに非資本主義的なノスタルジーを見出しているような気がする。実際、これらは商売とは言え、ネオリベ社会においてグローバル資本に飲み込まれようとしているものばかり。田畑は守れないが、せめてこのような個人経営のお店を守ることに何か尽力できないものか。