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2019年11月12日20:07

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逆転人生「逆転裁判!警察のウソを暴け」・昨日はこのテレビ番組を見てとても驚いた


逆転人生「逆転裁判!警察のウソを暴け」

警察官がついたウソに柴田理恵・高橋真麻が大激怒!タジタジのMC山里亮太が思わず「逆転するんで、しばしお待ちを…」。駐車違反を取締り中の警察官と言い争いになった二本松進さん。なんと警官に暴行したとウソをつかれ、公務執行妨害で逮捕された。無実を証明するため裁判に訴えるも、証拠がなく、絶体絶命の危機に。しかし執念で戦いを続け、ついに警察のウソを暴く決定的証拠がみつかり、大逆転勝利へとつながった!

https://www4.nhk.or.jp/gyakuten-j/x/2019-11-11/21/504/1795025/

昨日の夜はこのNHKの番組を見て、警察官の杜撰な行動で「公務執行妨害」で免罪で逮捕された場合、裁判で警察相手に無罪を証明して賠償金を勝ち取るのはとても難しいことがわかった。免罪の恐怖は本当に恐ろしい。


こちらのリンクにテーマとなった免罪事件の様子が説明されている。

【Digest】
◇尋常ではない興奮状態
◇第2の高知白バイ事件〜目撃者多数
◇実際は現場で何が起きていたか
◇疑問続出の女性警官証言&供述
◇「暴行は一切なかった」と4人の目撃者
◇裁かれるのは誰か? 何か? ◇尋常ではない興奮状態
 裁判を起こした原告2人と第三者の目撃者4人、計6人の話を総合すると、この築地事件は、きわめて単純な出来事であることがわかった。

 2007年10月11日、二本松進氏(当時59歳)が、築地市場で仕入れをした後、車に戻り、帰ろうとした。

 糖尿病の関係で視力の悪い二本松氏は、その時点からさかのぼり5年前から運転を止めており、妻が運転し、運転席に座って夫を待っていた。

 右前方辺りに巡回中の築地署交通課の高槗真知子巡査が立っていたので、「すみません、そこを退いてくれませんか」と依頼すると、彼女は「法廷禁止エリアだ」と車が一時停止している場所を指摘した。

 その言葉を聞いた二本松氏は駐停車違反の取り締まりかと誤解し「運転手がいるのにだめなの?」「放置車を放任しておかしいよ」などというような趣旨を何度も伝えた。

 現場は築地市場前だから、仕入れや集配などの車が多数路上停車してあり、ドライバーは買い出し等で車内にいない。二本松氏としては、周囲の数10台の放置車を放任しながら、なぜこの警官は運転手が座ってエンジンをかけて出発しようとする車をとがめるのか、おかしく思ったと言う。

 二本松氏と警官は言い争いになってしまったが、両者でやりとりされたキーワードの趣旨を変えずにシンプルに整理すると次のようになる。

 「仕入ならいい」「トランクと後部座席見てください、うちも仕入です」「乗用車はダメ」「仕入なのになぜダメなのか」「法廷禁止エリアだ」「免許証出せ!」「運転者でもない私がなぜ免許証出さなきゃならないのか」……。

 ここまで読んだ読者は、おそらく駐停車を取り締まろうとする警官とドライバーが言い争いをして捕まった、と思ってしまうかもしれない。だが、二本松夫妻は全く道交法に違反しておらず、肝心の警官も当初「法廷禁止エリア」と場所を示すのみで、まったく取締りもしなかった。

 何も起きていないのに、正論を述べる相手にカッとなった警官が通報してしまったにすぎないのだ。

 もめごとが起きる前、最中、二本松氏が逮捕された後まで、すべてを至近距離で目撃していたA氏は言う。

 「もちろん、お互いに興奮しているから大きな声になるのはわかるんですが、婦警さん、すごかったんですよ。後で検事さんにも言ったのですが、もう○○○○沙汰ですよ、って。

 こういう言い方をすると問題になるかもしれないですけど尋常じゃないんですよ。トチ狂ったとしか言えないような興奮ぶりでした。もし録音して普通の人に聞かせたらびっくりすると思いますよ」

 目撃者4人の話を総合すれば、築地市場前の路上で言い争いになった警官が、多数の見物人の前で二本松氏に正論を言われて激高し、警官に暴行したと虚偽通報し、駆けつけた警官に逮捕させてしまった。まさにデッチ上げ逮捕である。

http://www.mynewsjapan.com/reports/2226


そこで、スタジオには当事者の二本松氏以外にも法学部の大学教授も出演していて、「警察相手に国家賠償訴訟で勝てる見込みはほとんどない」と述べていて、過去の例でもほとんど警察と検察が捜査の過ちを認めたことはなくて、仮に訴訟で勝ったとしても支払われる金額は微々たるものだとも述べていた。

他のサイトを見ても、二本松さんの冤罪をでっち上げた高橋真知子巡査と渡邉すみ子巡査という2人の交通課の婦警は、完全に道路交通法を勘違いして認識しており、何が何でも二本松さん夫妻を道路交通法違反で逮捕するつもりだったらしい。目撃者はこの2人の婦警の判断はおかしいと思いながら見ていた。

最終的に、2016年3月言い渡された判決では、裁判官は警視庁と婦警の嘘の供述と捜査のミスを認めて二本松氏に240万円の支払いを命じたが、二本松氏を19日間拘留するように命じた裁判所と検察のミスは認めなかった。そして、判決後も嘘の供述をした高橋婦警、警視庁、検察庁、裁判所から二本松氏へは謝罪も何もなかったという。


この「逆転人生」という番組を見た感想では、警察の捜査ミスを裁判で認めるケースが少ないとか、大日本帝国時代の特別高等警察かナチスドイツのゲシュタポのようだし、とても日本国憲法下の民主主義国家の裁判とは思えない。スタジオで解説していた成城大学教授によると、「警察相手に訴訟を起こして裁判で勝てるケースは少ないので、警察に冤罪で不当逮捕された場合は泣き寝入りする方が多い」と述べていた。これは、僕も一般市民なので本当に怖い話である。

「法は狂っている」と、「ダーティ・ハリー」に出てくるC・イーストウッドが演ずるハリー刑事がよく言っているけど、正しくその通りだ。実際の警察は不祥事が多いから、ハリー刑事のような優秀な刑事が出る映画がヒットするのも当然だと思う。


ここに紹介した冤罪のケースは本にもなっていて、今でもネットなどで購入して読むことが出来る。

「不当逮捕 築地警察交通取締りの罠」 

https://www.amazon.co.jp/%E4%B8%8D%E5%BD%93%E9%80%AE%E6%8D%95-%E7%AF%89%E5%9C%B0%E8%AD%A6%E5%AF%9F%E4%BA%A4%E9%80%9A%E5%8F%96%E7%B7%A0%E3%82%8A%E3%81%AE%E7%BD%A0-%E6%9E%97-%E5%85%8B%E6%98%8E/dp/4886838294



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