バスに乗ってておばちゃんがぼくの後ろに座った。
とくにどんな人が乗ってきたのか
気にも留めていなかったのだが
声でおばちゃんだとわかった。
大きめな声でぼやき始めたからだ。
「タバコすって人生の4ぶんの1損しとるばい
家におっても家事もなんもせんで
もう68なのに〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
間を空けずにずっとぼやき続けるおばちゃん。
噺家のように饒舌にぼやくおばちゃん。
真後ろから出てるからガンガン後部にぶつかってくるんだ。
でもこの時は
この時の心理状態のぼくには
なんか響いた。
自分に言われてるような気持ちで
言葉を受け止めていた。
近頃偶然というものを信じるものでして。
偶然なメッセージ的なものを信じるたちでして。
なんか気が引き締まる出来事だった。
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