マイミクさんたちが飼っているワンコの話を読む度に今も思い出すことがあります。
今から数十年前のことです。
ある貸家に親と一緒に同居してたのですが、ある日、親が急な用事で出かけ、
「今夜は帰れない」という連絡がきたので、その日は当時飼っていた愛犬(チワワ)と過ごすことになりました。
その夜、一緒に布団に入ってウトウトと眠気が射してきた時、突然、見えない何かの気配が私の体に覆いかぶさり金縛り状態になったのです。
全く身動きが取れず、恐怖でいっぱいになったとき、
布団の中にいた愛犬がその異様な気配を察したのか、突如「ウウ〜」と唸りだし、
勢いよく布団から飛び出して、その何かに向かってけたたましく吠えだしたのです。
しばらくしてようやく金縛りが解けた私は急いで電気を付けたのですが、何もいませんでした。
呆然と立ち尽くす私を見上げている愛犬を、私は思わず抱きしめて「ありがとう〜。ありがとう〜。」と何度もお礼を言いました。
あの時、私を守ってくれた愛犬のことを今も忘れることはできません。
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