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2020年07月07日05:35

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音楽家・エンニオ・モリコーネ死去の記事

映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネ(91)が死去 『ニュー・シネマ・パラダイス』『海の上のピアニスト』など

映画音楽を芸術たらしめた第一人者。
「海の上のピアニスト」のメインテーマをぜひ試聴されたい。

以下は映画の内容なので、未見の方はお読みにならぬよう。

西暦1900年、ヨーロッパから米国に渡る移民や富裕層を乗せ、大西洋を航海する客船の中で捨てられた赤子が、船底で働く黒人に拾われ「1900」と名付けられ可愛がられ育てられるが、不慮の事故でこの父親代わりの黒人は死亡してしまうところから始まる。

赤子は成長し青年となり、客船専属楽団のピアニストとなり、毎夜客を楽しませる日々を送る。

凄腕ピアニストの話を聞きつけ、レコード会社が船に乗り込み録音の話を持ちかける。
1900自身は大して気乗りしないが言われるがままピアノを弾く。録音は成功、その場にいた者は曲の素晴らしさに感動に包まれた。

それから程なく、船から一度も降りたことのない生活が一変しそうな出来事が起きる。
移民の女性に惹かれたのだ。
その女性が米国で下船するとき、1900は勇気を出して完成したレコード版を彼女に手渡そうとするが、大勢の下船客の列に揉まれ渡しそこねてしまう。

自棄になった1900はレコード版を自ら割ってしまうのだった。

時が過ぎ、のちにその客船は、第一次世界大戦中に病院船として活躍するが、大戦後に劣化の為、いざ爆破される段となり、唯一1900と親交のあった同じく客船楽団員だったトランペット奏者の男が、まだ1900は船内で生存していると信じ、廃船と化した船内をあちこち探す。

1900には住民票がない。出生届のない1900は、戦中戦後をどうやって生き延びたのか、何度も自分の名を呼ぶ元楽団員の前にようやく姿をあらわす。

再会に胸を熱くし、もうすぐ船が爆破されてしまうからと下船を勧める友人に、1900はこの船に残ると答える。
名残惜しみながらも、その選択を尊重し友人は自分だけ下船してくるのだった。


その少しの間のやり取りは、陸にいたなら、名ピアニストとして活躍したであろう才能を惜しみ、別の充実した人生を歩めたはずの1900への思いからくる、元楽団員の幻想だったのかもしれない。
劇中、航海中に捨て子は時々あるというセリフがあるので、当時、実存しながら社会的には無き者にされていた人々の無念さを、主役をピアニストにすることで、分かりやすく芸術的に表現したのがこの作品だと思われる。


メインテーマは、管楽器と弦楽器をふんだんに使い、巨大な客船が蒸気で出港の汽笛を鳴らし、静かに離岸し大海原へ向かい、やがて雄大で穏やかな凪が船体に割かれ小さな波を幾重にも作る様が目に浮かぶような旋律と編成である。

国籍問わず愛され記憶に残る音楽家モリコーネが生まれ変わったなら、次回は何で世界中の人々を魅了するだろうか。


https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=25&from=diary&id=6147296
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