オリンパス、カメラ事業を売却の記事

■オリンパスがカメラ事業を売却へ　スマホ普及で低迷
(朝日新聞デジタル - 06月24日 17:38)

景気がよかった頃の話。

オリンパスといえば、顔出しをせずに美声だけで想像をかきたてる野田幹子という歌手が、「太陽・神様・少年」という曲でデビュー。
そして、レンズの高感度性能を表現するため、カメラメーカーは海外の美しい自然をCMにしていた。

オリンパスは今後、医療分野にしぼるそうだが、フジノンといってキャノンと富士フィルムが開発した経鼻内視鏡に食い込むのは険しい道かもしれぬ。

カメラ技術はその国の先端技術を代表するようなもの。
重厚な機材で撮影者の腕を必要とする時代は、誰でも一定レベルの画質が担保される軽薄な携帯、スマートフォンに席巻されてしまった。

消えていく職業がひとつあるとき、倫理も一つ失われる気がしているのは、私だけでないことを願う。


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