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2020年07月10日18:43

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死んでよかった

■ゴミ屋敷で娘を餓死させ、彼氏に会い、偽装工作した24歳母親の鬼畜な素顔 「飛行機が満席」と嘘も
(AERA dot. - 07月09日 20:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=6151710



こんな悲惨な虐待事件で亡くなる子供が多い。
いつも死んで良かったと思う。
生まれ変わりがあるのなら、もっと良い親のところに産まれて欲しい。

『死んで良かった』
それが不謹慎だと憤慨する人間は蚊帳の外からしか見ていないよ。

虐待はどこまでも続く。
罪のない子供に延々と地獄を味わえと言う方が残酷だ。

生きてれば良い事ある?
そんなの幻想に過ぎない。
生き延びて本当の幸せを掴んだ極一部の人間に言える事だよ。

かく言う俺も虐待家庭出身。
幸か不幸か生き延びた。
食べ物を与えられず立てなくなった事もある。
生きる為に泥水を飲み、生ゴミを食べて生き延びた。

本当に地獄だった。
何度も死のうとした。
何度も死にかけた。

それでも生き延びた。

クズ親を反面教師にしたわけじゃない。
自分が辛く苦しい思いしたから人に優しいわけじゃない。

曲がった事はしたくない。
真っ直ぐ生きたい。
そんな心に従って生きた。

しかしスラム街みたいな環境…
周りで暴力や犯罪は当たり前。
そんなところで真っ直ぐ生きるって事は周りを敵に回すって事だ。

地獄の次は修羅の道。
殺されかけようが大怪我しようが、生き方を変えなかった。
自分が憎い。
クズや悪党の仲間入りした方が楽に生きれただろうに。
どうしてもそれが出来なかった。

こんな世界で何で真っ直ぐな魂を持って産まれてしまったのか…。

しかし真っ直ぐな生き様故か多くの良き仲間に恵まれた。
自分を憎む気持ちは晴れた。
これが俺なんだ、これが俺の魂だと。

金持ちではない。
家族もいない。
生い立ち故に恋愛も結婚もする気はない。
生涯独身を決意、覚悟もできている。

それでも良き人達に出会えて幸せだ。
それだけが幸運だ。

自分なりの幸せを掴んだが…
虐待家庭で死にそうな目に遭ってる子供達、イジメを苦に命を絶とうとしてる子供達…。
そんな子供達に軽々しく『生きてれば良い事ある』なんて口が裂けても言えない。

だがこれだけは言える。
『明日が地獄だろうと、平穏な世界だろうと…明日を見れるのは生き延びた人間だけだ』


そしてここに来るまで多くの仲間を失った。
同じ境遇で生きてたからこそ分かり合えた仲間達だった。


虐待家庭で育った後輩がいた。
同じ境遇だからこそ、何かしてやりたいと弟のように接していた。
中学生時代はよく一緒に遊んだりもした。
しかし高校には行かず非行に走った後輩。
何度も止めようとした。
言葉で、時には力付くで止めようとした。
お前もクソみたいな親と同じになる気かと。
結局、後輩は非行を繰り返し…
成人後にかなり悪質な強盗致傷で無期懲役となった。


虐待家庭で生きていた女の子の先輩がいた。
高校中退して虐待家庭を脱出して、働いて自立していた。
そんな先輩は好きだった。
そんな真っ直ぐで強い先輩に憧れてもいた。
しかし、独りで生きるうちに心が折れた。
それで虐待ばかりの実家に帰るなんて言語道断。
酒浸りになり、仕事は解雇。
生活保護を受けていた。
それでも尚酒浸りで、飲み屋街で多数の男と肉体関係を持つようになっていった。
そんな先輩から愛の告白された。
しかし俺は断った。
今の先輩は酷過ぎる!真っ直ぐ生きていた先輩が好きだったし憧れてもいた!もし元の先輩に戻ってくれるのなら、その時は俺から声かけます。
しかし先輩はその後に蒸発。
2〜3年後、都内のアパートで首を吊っていた状態で発見された。


虐待家庭で育った同級生がいた。
高校中退して飲み屋街で働くように…。
それなりに顔は良かったからホストになった。
まだ未成年だったが。
ホストであり、かなりの女性との関係はあった。
しかし、取っ替え引っ替えに女性を変えていた。
流石にだらしなさ過ぎる。
しかも飲み屋街…下手に女を取っ替え引っ替えしてたら問題を起こす事にもなりかねん。
そう忠告した。
しかし後輩は全く聞き入れなかった。
『本当の愛って何なのか?』
愛を知りたくての取っ替え引っ替えか…。
俺は何も言えなかった。
そして…
飲み屋街で関わってはいけない人達の女に手を出してしまった。
その後、同級生は遺体で発見された。


生き延びても悲惨な事になってしまう人もいる。
それならいっそのこと、死んでおけば楽だったのかも知れない。
餓死や親に殺される方がマシな最期になる場合もある。
本当に報われない。


俺は真っ直ぐ生きていく。
良き仲間達と共に歩んでいく。

子供達の為にハンドメイド的な事でボランティアをやってる事もある。
腕前は教室開いたり、作品が各国に売れたり程度。

ボランティアに集った仲間達は生徒さん達だ。

俺は恋愛も結婚もしない。
独り身だからこそ、家庭を築いている人より余裕がある。
その分、子供達の為に何かしようって事だ。

子供の笑顔は世界の宝。
それを壊すような輩は誰だろうと許さん。

子供の為に…そう言ってもたかが男1人に何ができる。
金持ちでもなければ、政治家でもない。
多少、ハンドメイドでそれなりの知名度はあっても無名の作家と大差ない。
それでも前に進む事に意味がある。


ある女子大生が礼を言いに来た事もある。
ハンドメイド活動で駆け出しだった10年以上前、イベントに来ていた女の子…。
杜撰な家庭だったらしく、ハンドメイドに一生懸命で楽しそうにやってる男子高校生が言った『何か一つで良い。続ける事だ。そうすれば道は開ける。お兄さんね、スポーツも勉強もダメで、音楽も芸術も才能が無いんだ。だからこそ初歩の基礎でも磨き続けるのさ』って言葉をいつまでも忘れなかった。

初歩の基礎を磨き続けた結果、老若男女や国籍問わずに評価されるまでになれた。
ストレートしか投げれない投手がストレートだけを極め続けた結果、どんなバッターも打てない豪速球になったような感じかな。

礼を言いに来た女子大生はピアニストの道を歩んでいるそうだ。
他の楽器は全く素養が無かったらしく、相対的に人並み程度に弾けるピアノをひたすら練習したのだとか。
あの男子高校生の言葉を胸にひたすら頑張ったそうだ。



そして時にはある大学生と出会った。
ハンドメイド活動を地道にやっていた大学生。
ハンドメイドを通して多くの友達や仲間に出会えたと語る大学生。
かつて引っ込みがちで、学校でも1人ぼっちだったのだとか。
そんな時にハンドメイド活動をしていた青年に出会った。
『学校で1人ぼっち?そりゃあ好都合!好きな事に没頭できるしな。何か一つで良い、やってみるといい。もしかしたら、それにハマって1人ぼっちなんて気にならなくなるかもな。そして、いつか誰かが見てくれる日が来るよ』そんな事を言っていた青年。

青年は色んな人に囲まれてハンドメイドを楽しそうやっていた。
そんな光景がいつまでも目に焼き付いていた子供。

何か一つ…
子供が選んだのは、青年と同じハンドメイド。

大学生になり同じハンドメイドをしていた成人に出会い…
成人はその道のプロらしく色々と作る中である作品を作った。
それは大学生が片時も忘れた事のない、あの青年が作っていた作品。
あの人と面識があるのかと聞いた大学生。
『これか?かなり昔に作ってた作品だけど…。今は改良を続けて別物になってるが』

大学生とすぐ打ち解けたのも、大学生の技が自分と似ていたからかも。
そりゃあ似るはずか…。




ある時は遠く離れた国の少女との奇跡的な出会いもあった。
ある作家の作品が多くの人の手を渡り、国境を越え、巡り巡ってある女の子の手に渡った。
作家の話と、作家が作品に付けていたメッセージカードと共に。

俺はボランティアをやってる事もある。
平和活動一環として有志の生徒さん達と一緒に外国人に作品をプレゼントしてる事がある。

女の子の国は荒れていた。
その煽りで家族もギクシャク。
そんな時に人伝いに国境を越えて女の子の手に渡った1つの作品が、その家族を変えた。
名も無き作家の作品なんて見るに値しないと一蹴しようとした人達だったが…
どうしても捨てられなかった。
その道のプロが作っただけあって綺麗ではある。
しかしただ綺麗なだけではなく、そこに魂がこもっているように感じたから。

そして人伝いに伝わった作家の生い立ち。
社会や周囲を恨んで憎んでいても不思議ではないのに、自腹切ってまでボランティア。
ボランティアには多くの生徒さん達も参加…。
そして作品は多くの人の手を渡りここまで来た。
誰かに捨てられる事もなく…。
その誰かは是非大切な人にも見てもらいたいとプレゼント。
そのプレゼントされた誰かも大切な人に見てもらいたいと、誰かに渡した。

そうやって作品は世界中を旅した結果、その女の子の手に渡ったわけだ。
そんな作品の旅路に感動した一家。

家族仲は今まで以上に良くなり、家族旅行をした一家。
その旅先に選んだのは日本のある街。
観光名所も多数あり、何よりもあの作家が暮らす街だった。

観光名所を見て回り、休憩がてら入ったカフェで奇跡は起きた。
コーヒーを飲みながらハンドメイドに勤しむ男が1人。
一家の一人娘の女の子の手に渡った作品と似たような作品を作っていた。
話しかけたが言葉が通じない。

女の子が旅行にも大事に持って来ていた作品を出した。
男は作品の裏返した。
そこには漢字一文字の捺印がある。
一家は漢字の意味も読み方も知らない。
作品名か作家の名前かくらいしか検討がつかない。

男はカバンからハンコを出した。
そのハンコの漢字は女の子の作品に押してある漢字と同じだった。

その後、翻訳アプリやジェスチャーを通して俺は女の子に作品が渡った経緯を知った。


作品が、想いが巡り巡って遠い国の知らない街の子供に希望を与える事が出来た。
作家として、子供の為にと活動する一人としてこんなに嬉しい事はない。

最後に。
虐待等で理不尽に命を落とす子供が可哀想とはあまり思わない。
死んで良かったと思う。

それでも…
明日が地獄だろうと、平穏な世界だろうと…明日を見れるのは生き延びた人間だけだ。

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