ひとり部屋

子供の頃は全くひとり部屋なんて欲しいと思わなかった。
一つの部屋の隅と隅に兄弟の机を置いてくれた親の配慮があったからかもしれない。
それか、父が必ず家族でドライブやキャンプしたりしてくれたおかげで家族はいつも一緒にいることが当たり前と教えてくれたおかげかもしれない。
私の父は物凄くたくましく、頼りになる父だった。
20歳になるまでずっと子供達を大切にしてくれていた。
なのに神様はまるで私にいたずらをするかの様に私から父を奪った・・。
妹は14歳だったから反抗期真っ只中。
そんな毎日の中、私は神様からのいたずらから私を強くさせる為に父を奪ったのだとポジティブに考えるようになり、やがて全てにおいて父に負けまいと思う強さになり、反抗期妹を100%受け止めることができ、無事に妹の成人式の日を迎えれた。
私は妹に滅茶苦茶立派な成人式をあげてもらいたくてレンタルで少し高めの着物を借りた。
綺麗な妹を見て私は【この綺麗な妹を父に見せたかったなぁ・・】なんてうるうるしていた。
そんな私に妹が「姉ちゃん、今まで反抗期を受け止めてくれて有り難うね、あの時、受け止めてくれたけえ今がある」と言ってくれたではないか〜〜〜(*^¬^*)なんつぅ感動する言葉だぁ〜！！
思いもよらない感謝の気持ちを言った妹に対して私は心の中で【これからも変わらず芯のある子に育って欲しい】と思った。
それから月日が流れ、ひとりの時間が何故か大好きになってしまい、やはり心の中には亡くなった両親が居るからひとりになる度に両親と居れる様な気分になるのは何故だろう？🤔
確かに誰かと居てもやっぱり両親の愛に勝るものは見つからなかったせいなのか？🤔
だからといってうかばれなかったら哀しいから支えてくださいねくらいは思わせてね
と、思いながら結婚したけれど、夫婦ふたりだけの暮らしに旦那さんの怪獣の様ないびきから逃れる為にひとり部屋を作成中〜。