mixiユーザー(id:66468869)

2019年06月25日07:27

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ウェブユーザビリティの法則

オススメ541。"我々製作者はウェブページを『卓越した著作物』だと思っているが、ユーザーから見た場合、これらは『時速100キロで疾走する車の窓から見る看板』というほうが実態に近い。"2001年発刊の本書は、WEBの約20年間の変化と一方で【変わらないユーザビリティ】についてユーモアを交え教えてくれる。

個人的には団体のなんちゃってWEB担当としても、日々管理サイトの修正にいそしんでいる事から、技術的にというよりは動画や何かとコンテンツが豊かになっても【変わらない利用者目線、デザインの原則】について確認したく本書を手にとりました。

さて、本書ではアップル他の多くの有名企業のWEBサイト構築に関わっている著者が豊富な事例紹介、グラフィカルなページ構成にて【如何にしてもユーザーに考えさせないか(負担をかけないか)】といった視点で、視線移動、視覚的な雑音排除、テキストの適切さ、トップページの重要性や階層の構成などについて様々な気づきを与えてくれているわけですが、読み進めながら自身の管理するサイトを振り返っては反省しきりで胃が痛かった(笑)

また一方で、後半では企業内で担当者がサイトデザインを決めていくにあたってのクライアントや上司、別部門との交渉(宗教戦争)にあたって有効なユーザーアビリティテストや、高齢化社会を迎えるにあたってより重要なアクセシビリティなどについて触れてくれているのも具体的で、そのままというのは無理としても、技術面ではないヒントに満ちていました。

特別な専門知識はなくも、個人や団体のWEBサイトやFBページを管理さぜるを得なくなっている誰か、WEBサイト黎明期からを懐かしく振り返りたい誰かにもオススメ。
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