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2020年10月23日13:40

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松林宗恵 ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐(1960) (国立映画アーカイブ)

 生誕100年、映画俳優 三船敏郎。5本目。

 この映画は、日本映画専門CHで観たことがあり、その折の感想はこちら。
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1919224896&owner_id=6645522

 あらすじや見どころはほぼ、先の日記に書いた通り。

 真珠湾攻撃に至る猛訓練、破竹の快進撃、天王山ともいうべきミッドウェイ
で、敵の戦力を過小評価したところから、必勝の作戦にほころびが生じ、
爆装のタイミングが勝敗を分けることになる。

 最後に残った空母、飛竜の山口司令官が三船敏郎。

 飛竜の爆発炎上から総員退去、味方の魚雷によって撃沈されるまでの、
静けさー艦内に取り残され、炎に包まれる機関室や医務室、ロープで
互いに体を固定する司令官と艦長の静かな終焉のシーンを次々とカメラ
は追っていくーがいかにも松林宗恵監督らしい透徹した目線である。

 「これからもみんな勇ましく死んで、こういう墓場が太平洋に、増える
んでしょうなぁ」「うん。もう増やしたくないがなぁ」

 三船敏郎と田崎潤のなんとも言えず、悲しく重いやり取りである。

 
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