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2019年10月27日16:17

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雨宮慶太 牙狼 月虹の旅人(3回目(^_^; 。ネタバレあり)

 前回に引き続き、シネ・リーブル池袋で3回目の観賞。いや〜、何回観ても
見飽きない。さすがにネタは過去2回の日記でほぼ網羅した感はありますが
新たに気がついた点など。

 3回目にわざわざ行ったのは、公開3週目入場者特典が、ぜひ欲しかった
から。それは、以前の日記でもちらっと書いたが、鋼牙、幼い雷牙、カオル、
ゴンザの家族写真のポストカード。この家族写真は劇中ではカオルの
アトリエに大切に置かれていて、物語序盤、雷牙とマユリがアトリエを訪れる
シーンで使われている。

 冴島家の家族写真が、重要な役割を果たすのは、1st シリーズ 牙狼の21話
「魔弾」から引き継がれている。この時は鋼牙、カオル、ゴンザの家族写真。

  1週目の特典は、雨宮監督の牙狼イラスト、2週目の特典は、カオルが
描いた「旅人」の絵、3週目がこの家族写真。みんな考えることが一緒な
のか、3週目公開終了直前だったからか、特典配布終了で(T_T)

 このような過去シリーズとのつながりが随所にみられて、牙狼シリーズ
ファンとしてはこたえられない映画になっている。

 最初の「つぶやき」で述べたように、雨宮監督が、牙狼の世界の全て
の人々に愛情と慈しみをもって一礼しているような…本当にファンの
気持ちをわかってくれているような…ただし、この映画が牙狼初体験、
という観客の方には魅力は伝わりにくいだろうか。

 牙狼では、「一礼をする」という動作はとても重みをもっていて、
かつて、CSファミリー劇場で放映された雨宮監督のミニインタビュー
番組「魔戒指南」の中で、監督は「牙狼の原型はめっぽう強い剣士が
少女を助けて、一礼して去っていくというシンプルなものだった」
と語られたことがあり、牙狼の登場人物は、劇中でも敬意をこめて
一礼して去っていく、というシーンがとても多い。
 当然、映画でも、大河、鋼牙と雷牙が別れるシーンは黙礼である。

 映画のクライマックスが冴島家3代そろい踏みであることではっきり
しているように、映画全体のメッセージは「血の絆」に集約されている。

 しかし、バラゴとの最終対決、決着をつけるシーンで、3人の牙狼
たちがいみじくも言うように、単なる家族だけでなく、牙狼にかかわった
たくさんの盟友たちとの絆が牙狼を支えている事も明らかに語られ、
そのシーンでは3人の牙狼のバックに過去シリーズの主要登場人物たち
が勢揃いする。それは鋼牙や雷牙たちばかりでなく、大河についても
同じで、鋼牙の母、リンも登場している。

 この前、久しぶりに「白夜の魔獣」を観ていて気がついたのだが、
鎧を全体ではなく、腕とか脚とか、各部分ごとに装着するシーンは
「白夜の魔獣」にもあった。あの迫力ある戦闘シーンも過去の
シリーズを踏まえていることがわかって胸が熱くなった。

 とにかく牙狼ファンにはこたえられない映画だし、クライマックス
の戦闘シーンは映画ならでは。牙狼を少しでも知っている人には、
ぜひ映画館で観ていただきたい。東京近辺にお住まいの方は、
新宿バルト9は今月中は上映があります。
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